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 7月18日からスタートするお笑い芸人・渡辺直美(29)の主演ドラマ、『カンナさーん!』(TBS系)が話題だ。本作は雑誌『YOU』(集英社)に連載されていた同名漫画が原作。渡辺演じるファッションデザイナーの主人公が、ダメな夫や姑、会社の上司等に振り回されながら、子育てや家事に奮闘する姿が描かれる。

 今期の連続ドラマのなかでは異色作として注目される本作であるが、視聴者からの期待が高い作品でもあるようだ。過日『マイナビニュース』が調査した「今期ドラマの最も期待する作品」のアンケートでも、山下智久(32)主演の『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)、上川隆也(52)主演の『遺留捜査』(テレビ朝日系)に次ぐ3位にランクインしている。

 また本作が放送される時間帯は火曜10時で、これまで『逃げるは恥だが役に立つ』や『あなたのことはそれほど』(ともにTBS系)といった人気作品を連発してきた枠だ。そのため、この波に乗ることができるかという点でも、注目が集まっているようだ。

 ただ一方で、製作陣に難ありとする声もある。本作を脚本する俳優のマギー(45)は、これまで『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)や、『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ系)の漫画実写作品を担当。どちらも大爆死で終わっており、同様の結果を生みだすのではないかと懸念する声も多い。しかしある記者によると、このような声に反して制作陣は強気だと語っている。

■役者としてのポテンシャルは十分?

「近年TBSでは、『質』を重視したドラマ作りに力を入れている傾向にあります。インパクトのあるストーリーでなくとも、妥協のないキャスティングと演出により功を奏しているようです。『カンナさーん!』に関しても、要潤(36)や斎藤由貴(50)、工藤阿須加(25)というメンバーが個性的なキャラクターを演じることもあり、絡みや人間ドラマの面で注目が集まれば、大コケは免れるかもしれません」(芸能記者)

 とくに『カルテット』や『あなたのことはそれほど』は、放送開始時大きく注目されることはなかったが、放送を重ねるごとに視聴率が上昇した作品だ。本作もこの波に乗ることができるか、注目が集まりそうだ。また記者は、渡辺の役者としての適性についても注目しているようだ。

「もともとキャラクターコントをこなす芸人のため、演技力の期待値は高い。CMでも西島秀俊(46)と共に、コミカルな夫婦をさらっと演じきっています。同様のパターンで、最近では『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で、ブルゾンちえみ(26)の好演が話題を呼びました。ブルゾン然り渡辺も、少し芸人離れした『声の良さ』にも定評がある点でも共通しています。芸人としての知名度もブルゾン以上に高く、幅広い世代から人気を誇る存在ですし、予想以上の結果を出してくれることになるかもしれませんね」(前出・芸能記者)

 渡辺の役者経験は、本作で始まったことではない。渡辺はこれまでも複数のドラマに出演。さらに声優や吹き替え作品にも、いくつかの作品に出演経験があり、役者としてのキャリアを着実に積んできている。不安視される前評判をはねのけ、本作が女優・渡辺としての代表作となる可能性も十分ありそうだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。