<Red Bull>が、Hi-STANDARDの大ファンだというインドネシア人の青年の姿を追うショートドキュメンタリー『Together』を公開した。

このドキュメンタリーに登場するのは、インドネシアの中部ジャワ州に住む“トピック”ことトフィック・チャヤ・スディルマン。素朴な風情の残る町で暮らす彼は大学に通いながら、ラジオ局でDJのアルバイトなどをしている、ごく普通の青年だ。

2016年に撮影されたらしきこのドキュメンタリーは、「人生を変えられた」とまで語るハイスタの大ファンのトピックが、ついに日本でハイスタのライブを目撃するまでを追う。ぽっちゃりファニーな彼がギターとボーカルを務めるバンド、フィシップ・マラウンの練習風景などは、インドネシアの無名なローカルバンドを捉えた資料と考えると、実は貴重な映像かもしれない。

人懐っこい笑顔からも明るい人柄がうかがい知れるトピックだが、まだ若い彼にとっては相当キツかったであろう悲しい過去を抱えている。世界中の他の若者と同じように漠然とした不安を抱えている彼を支え、それでも“輝き続けろ”と背中を押してくる存在がハイスタだったのだろう。

念願だったハイスタの生のライブを観て思わず涙を流すトピックの姿には、純粋に胸を打たれる。彼の心境と見事にシンクロするハイスタの歌詞は、まるで彼だけに向けて歌われているかのようだ。「エアジャムに出たい」と笑う彼の視線を通してハイスタを聴くことで、日本のファンも新たな視点で彼らの音楽を受け止めることができるかもしれない。