スマホ時代の「上下置き」勢力も... 激論深まる!カレールーの配置
2017年7月9日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ)で、国民食「カレーライス」にまつわる激論が交わされた。
番組の後半、Jタウンネットの過去の調査を引用しつつ語られたのは、「カレールーの位置」。カレールーを、ご飯に対してどの方向に置くかという話題で、スタジオでは右側と左側、それぞれの利点が語られ、中には「ルーが上、ご飯が下」という新説も飛び出した。
「ワイドナショー」で激論
「縦になることでワンサイクルでいける」
番組で紹介されたのは、Jタウンネットが2015年1〜4月に行った調査(投票数1107)。それによると、全国的には「ルーは右側」が45%で多数派を占め、対する「ルーは左側」派は37.6%だった。ちなみに、大阪では「混ぜる」派が大阪府では8.3%と他地域よりも高めだった。
「ワイドナショー」では、このデータを報じると、左利きだというミュージシャンの土屋礼央さんが、
「色んなパターンやってみたんですけど、結果、ベストだったのが縦型です。スマートホンを見ながら食べるときに、横だとツーサイクル必要なんですよ。縦になることでワンサイクルでいける」
と、第3勢力「上下派」を提唱。特に「ルーが上、ご飯が下」が最高なのだという。ご飯をすくう力はルーをすくう力より大きいため、「ご飯が上、ルーが下」という配置だと、勢い余ってルーがはねてしまったという。
スマートホン片手に食事をするという必要性から生まれたスタイルだという。
「いつのまにか食べ終わってる」
と利便性を力説したが、番組コメンテーターの松本人志さんは
「カレー食う時、もうスマホやめましょうよ」
とツッコミを入れつつも、「斬新やわ」と感想を述べた。
その後番組では、ルーの位置から派生し、「先にすくうのはルーか、ご飯か」という議論まで発展し、松本さんは、
「ご飯にカレーが乗っている方が食欲増さないですか?見た目」
と持論を展開すると、MCの東野幸治さんは、
「最初にルーを入れた方がご飯が取りやすい」
と反論するという一幕もあった。
この「新勢力」について、ツイッターではこんな反応が出ている。恐ろしいニュースから始まったけど、最後はカレー議論で盛り上がっていたな。 土屋礼央の縦にして食べる論は斬新だった。今度やってみたいと思う。最終的にはカレーの食べ方というよりも、堀潤のスプーンの持ち方が独特で印象的だった。あの持ち方も今度やってみたいと思う。 #ワイドナショー
— 工藤夏樹 (@natsuki_kudo) 2017年7月9日
カレー皿縦置きだけでなく、ご飯手前で、その理由がスプーンのモーション効率化というところまで、一緒だったのは土屋礼央さんが初めて
— assy (@assyyyyyy) 2017年7月9日
そう思ってる同志は、全国にどれぐらいいるのだろう(笑)#ワイドナショー #土屋礼央 #カレー皿縦置き
カレーライス の
— まめ助 (@mame_ochibi) 2017年7月9日
ルーは右派か、左派か。
ルーからすくうか、ライスからか。
縦派(ルーが上でライスが下)って初めて聞いたんだけど(笑)
夢みる乙女座左利きは、相変わらず斬新なことを考えるなぁ #ワイドナショー#土屋礼央
土屋礼央さんのカレーの食べ方斬新だなぁ。スマホ持ちながら食べやすい方法模索してたら、ルーを上にして皿を縦に置き、上からスプーン入れてルーからのライスすくってそのままの勢いで口に入れるっていうw#ワイドナショー
— さりしん (@sarishin_nyke) 2017年7月9日
番組では、土屋さんの「上下」以外にも、ご飯を真ん中に盛ったタイプや、ドーナツ型に盛ったご飯の真ん中と周囲にルーを注ぐスタイルなど、様々な盛り方が紹介された。
また、番組では触れられなかったが、ダムとせき止められた水をカレーライスで表現した「ダムカレー」というスタイルも近年注目を集めている。国民食として普及しきったカレーは、味付けやトッピング以外にも「盛り付け」という視点から進化を続けているのだ。