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ハンガーにかけて、シワがとれる「衣類スチーマー」が続々登場し、手軽に使えるアイロンに注目が集まっている。面倒だったアイロンがけが簡単にできるようになり、なかなかとれにくい座りジワや、アイロンがけがしにくいニット系のシワも短時間で伸ばせるようになっている。また、スチームは脱臭効果や除菌効果が高いことも知られるようになり、シワを伸ばす以外でアイロンを使う人も増えている。今回は、人気の衣類スチーマーを徹底的に使い込んでみた。



パナソニック

衣類スチーマー NI-FS530

実勢価格:1万2740円

【SPEC】本体サイズ:15×7×15cm タンクの注水量:50mL 付属品:専用カップスタンド 定格消費電力:950W コードの長さ:2.5m

ハンガーにかけたまま手軽に衣類のシワ伸ばしができる衣類スチーマー。立ち上がり(準備時間)はたったの約24秒で、忙しいときでも素早く使える。スチーム発生部の温度を細かく検知するサーミスタセンサーを新たに搭載。ヒーター温度コントロールの反応速度を速め、安定的にスチームを発生させ、湯飛びやムラを抑えている。穴の配列を一列並びから広範囲に放射状に配置することでスチーム噴射幅を縦横共に広げ、素早くシワを伸ばすことができる「連続パワフル&ワイドスチーム」も特徴だ。安全性にも配慮している、電源が入った状態でもスチームボタンを触らない場合、約60分で自動的にヒーターが切れる「自動ヒーターオフ」機能を搭載。消し忘れの心配もない。

スチームの量



スチームの量は多く、かけ面全体からムラなく真っ直ぐ出る。スチームの分量は約11g/分。押している間だけ出てくるので、調整しやすい。スチームが最長4分間、水がなくなるまで出続ける。最初のうちはスチームは弱いが、安定するとムラなくスチームが出てくるので驚いた。



シワの伸び



最初に数秒押すと、スチームが衣類に当たってふわっと四方に広がるので、あとは軽く引っ張りながらスチーマーを当ててていく。シワシワだった綿100%のシャツもみるみる伸びていく。



2分間、軽くスチームを当てただけで、細かいシワは伸びていた。プレスするわけではないのでピシッと折り目をつけることはできないが、身頃や袖はアイロンをかけたような仕上がりだ。



かけやすさ



スチーム孔の配列が放射状になっており、スチームが縦横共に広がる。効率的な配置で、小さいながらもパワフル。かけ面は平らで、アイロンとしても利用可能。

プレスアイロンとして使用できるが、本体よりかけ面のサイズが小さく、縁が上から見えないため、ボタンまわりなど細かいところは少々やりづらかった。



本体の重さ



シンメトリーなデザインで、持ったときにバランスがよく、衣類スチーマーとして動かしやすい。縦にしたり、横にしたり、自由自在に使えるのも便利だ。



満水の状態にしても、750gと軽い。衣類スチーマーとして使用する際は、持って浮かせて使うため、少しでも軽いほうが疲れない。女性でも扱いやすい。



オリジナル機能



スタンドを外した本体のみのサイズは、とても小さく、手の平に乗ってしまうほど。アイロンと比較してみると、その小ささがよくわかる。持ったときの使いやすが際立つ。



ウールのニット、ポリエステル系の衣類も、シワがあっという間に取れた。スチームがムラなく出て、かけ面を当てないので、ふんわり全体がキレイに仕上がる。薄手の生地が得意。



操作のしやすさ



水を入れる際、立てかけておけず、持ったまま専用カップで入れなければならないのは残念。水タンクの小窓は、見やすい位置にあり、一目で残量がわかる。



電源スイッチとスチームボタンの操作のみでシンプル。通電ランプも持ったときに見やすい位置にあり使いやすい。小さいボディに工夫が詰まっている。



家電プロレビューアー/石井和美の評価





軽量で手が疲れにくい衣類スチーマー 小さなボディに工夫が詰まっている

衣類スチーマーは、浮かせるように持って衣類にスチームを吹き付けるため、なるべく軽いほうが使いやすい。『NI-FS530』はとても軽く、持ちやすいので衣類スチーマーとして取り回しがしやすかった。コンパクトではあるが、スチームもムラなくパワフルで、全体的に広がるように設計されており、衣類の広い範囲に届く。本体が小さいので注水量は50mLと少なめだが、全体にサッとかけるようにして後から衣類の表面をなぞるだけで、シワがとれるので、スチームはそれほど使わずに広範囲のシワがとれた。

石井和美/家電プロレビュアー 白物家電や日用品の製品レビューを得意とするプロレビュアー。Webや雑誌などで多数執筆中。

※『デジモノステーション』2017年6月号より抜粋