スクエアウオッチの大定番BRシリーズで知られるベル&ロスが、ダイバーズウオッチを中心とした2017年の新作発表会を行いました。今年のバーゼルワールドで発表した注目作「BR 03-92  ダイバー」と共に、発表会の模様をレポートします。

 

ハイドロマックスから受け継がれるハイスペックダイバーズの系譜

今回行われた発表会では、新作の展示に加えて歴代ダイバーズウオッチも展示されていました。非常に興味深い展示内容で、新作に対する理解も深められるため、少しご紹介しましょう。

 

さて、ベル&ロスというブランドをご存知の方であれば、真っ先に思い浮かべるのはやはり角型ケースのBR 01やBR 03でしょう。飛行機のコックピット計器に着想を得た視認性の高いデザインは、2005年の発表時から瞬く間に人気を集め、いまやスクエアウオッチの定番となっています。

 

ですが、もちろんベル&ロスの創業は1992年ですから、BRシリーズの誕生以前から時計を製造していました。それら過去モデルの中で、傑出したエピソードを持つのが、ギネス記録を樹立した1万1100m防水性能を誇る「ハイドロマックス®」。ケース内をハイドロオイルという透明な液体で満たすという革新技術で圧倒的な防水性能を獲得した一本です。

 

そして、BRシリーズの誕生以後である2007年には、シリーズで欠番だったBR 02の名を冠したダイバーズウオッチが登場。優れた実用性と高い防水性能を両立したトノーシェイプのハイスペックモデルで、再び時計界に話題を提供することになったのです。

 

 

 

3度目の衝撃! スクエアケースで300m防水を確保したBR 03-92 ダイバー

それから10年の時を経て、ベル&ロスが発表した新型ダイバーズは、BR 03のスクエアケースに300m防水をもたせた一本でした。

↑ベル&ロス「BR 03-92 ダイバー」48万6000円/Ref.BR0392-D-BL-ST/SRB/自動巻き/SSケース/縦横42mm

 

本来の持ち味である視認性の高い文字盤をダイバーズウオッチ仕様にアレンジし、逆回転防止ベゼルとリューズガードも装備されました。

 

ケースが面取りされているので、ベゼルの操作感も非常にスムーズ。裏蓋を2.8mm厚、サファイアクリスタル風防も2.85mm厚にして耐圧性を高めているとのことですが、スペックほどの厚みは感じられず、BR 03ならではの装着感の良さは健在です。

 

なにより嬉しいのは価格で、ダイバーズスペックを確保しながら税込で48万6000円と、50万円を切ってきました。人気のデザインで、よりハードユーズに耐える本機は、これからスクエアダイバーズウオッチの代表モデルとなるに違いありません。

 

VINTAGEは、BR V1、V2へ移行

ちなみに2017年は、既存のVINTAGEに代わり、ラウンドウオッチの新コレクションとしてBR V1、BR V2も発表されています。そのなかで、今回の発表会のテーマに沿ったモデルが、「BR V2-94 ガード・コート」。こちらは海の救助任務に当たるプロフェッショナルに敬意を表して作られたモデルとなっています。

↑ベル&ロス「BR V2-94 ガード・コート」61万5600円/Ref.BRV294-ORA-ST/SST/自動巻き/SSケース/直径41mm

以上のモデルを含むベル&ロスの歴代ダイバーズウオッチが展示されていた会場の様子を動画に収めてきました。※約2分あります。

 

スイスの伝統的な時計作りとは一線を画すパリ発祥のベル&ロスは、創業から四半世紀を迎えてますます勢いを加速中。その原動力となっているのは、デザインセンスの良さと、プロフェッショナルユーズを追求し続ける姿勢なのだと、同社のダイバーズウオッチの歴史から改めて感じることができました。