スタバ、ドトール他、カフェを「いまどき男子」に擬人化してみた【辛酸なめ子】

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【いまどきの男を知る会 ファイルNo.3 カフェ男子】

 疲れている時、空虚な時、カフェが視界に入るとふらふらと吸い込まれてしまいます。カフェはサードプレイスとして居心地の良い場所を提供してくれるだけでなく、心の穴を埋めてくれて、満たしてくれる、もはや疑似恋人のような心地よさを与えてくれます。

 若者の恋愛離れは、スターバックスが上陸してから顕著になったような気がしてなりません。そのスターバックスも、最近では顧客満足度調査(日本生産性本部・サービス産業生産性協議会による)で圏外になってしまい、ヴェローチェにも負けたというニュースが話題になりました。

 それぞれのカフェを男子になぞらえたら、どんなキャラになるのか、新たな顧客満足の可能性を探ってみようと思います。

◆ドトール男子

 顧客満足度一位のドトール。コーヒーやミラノサンドの味は安定感があります。いつの間にか、5〜600円台だったミラノサンドセットがなくなって、割高になってしまいました。

 そんなドトールを擬人化すると、ひそかにステップアップを狙う、野望を秘めた隠れ肉食系。ミラノサンドのメニューはハムとかボローニャソーセージとかチキンとか、意外と肉が充実しています。まじめそうに見えてちょっとチャラい、肉食男子が擬態してメガネをかけているイメージ。店舗数が多くて、駅前に探せばある安心感があります。「いつもそばにいるからね」とかささやいてくれそうです。

◆スターバックス男子

 顧客満足度は下がってしまいましたが、限定グッズを出せば即完売したり列ができたり、さらに新しいドリンクが出たら写真を撮ってアップする女子が続出したりと、人気は衰えません。

 擬人化するとしたら、女心のツボを押さえまくるイケメンのモテ男子。スタバは、クリームが乗ったラテやフラペチーノ、スイーツが充実していて、写真映えもするので女子ウケが抜群です。甘さで心を満たした女子たちが恋バナをしている率が高いです。先日も、スタバにいたら周りから数件聞こえてきました。糖分を摂取したことで感情が揺れ動きやすくなるのかもしれません。

 八方美人のスタバ男子は、最初はフレンドリーに迎えてくれますが、閉店前、「そろそろお帰り支度をお願いします」と告げにくるときはかなり素っ気なくてビジネスモードという二面性が。女子が振り回されるタイプで油断できません。チャラいイケメンにハマる感覚で立ち寄ってしまい、気付けばかなりのお金をつぎ込んでいます。

◆ヴェローチェ男子

 顧客満足度が高いヴェローチェは万人を受け入れてくれる懐の広さがあります。スタバやブルーボトルでは見ない客層。先日訪れた時も、後ろではおばあさん方が健康トークをして、横には都政の文句を言うおじさんたちが、ナナメの方向にはアイドルの生写真をファイルに入れてる男子二人がいてカオス状態でした。ノートパソコンで仕事している人もmacとかではなく、NECやhpです。

 ヴェローチェ男子を擬人化したら、きっとおしゃれすぎず、自然体で謙虚なフツメン。でも共感性が高く、誰に対しても分け隔てしない好青年です。フツメンだけど笑顔がかわいくて一緒にいると癒される。期待していなかったけれどドリンクはふつうにおいしかった……。世の中はこの、ふつうを求めているのかもしれません。

◆ブルーボトル男子

 一時はスタバが「意識高い系」が多くmacbookやiPadがないと入りにくいと言われていましたが、最近はブルーボトルコーヒーのようなサードウェーブ系の方が意識が高まっているようです。ドリンクもクリームが乗ったなんとかラテみたいな邪道なものはなくて、真摯にコーヒーと向き合わされるメニューです。