なぜ上手に伝わらない? 会話は「見積もり」を立てて進めよう

写真拡大

うまく話さないといけない焦り

思っていることを言葉にするのが苦手。うまく話しているつもりなのに伝わっていない。「あいまいな話し方」を言われてしまう。想いが伝わらないのはなぜでしょうか?

相手にわかってもらいたいと思うあまり焦って話してしまうことはないですか?言葉を省くと、難しいコミュニケーションになってしまいます。

想いを伝えたいなら相手に通じるように表現することが大切です。それには焦ってはいけません。たくさん話してもうまく通じていない気がする人は、心の中で焦っている人が多いのです。この焦りは「うまく話さないといけない」「失敗してはいけない」という気持ちが生んでいるもの。そこで、話を急いでしまうために言葉が不親切になったり、すべてを話さずに中途半端な説明になったりします。けれど、それでは自分の中の混乱した雰囲気だけが先走り、かえって理解までに時間がかかる上、「うまく話せなかった」という印象ばかりが自分の中に残ってしまいます。

まずは時間がかかっても、失敗してもいいという気持ちで話してみましょう。相手はあなたの言葉を待ってくれます。一語一語丁寧に話すことができて初めて、自分が言葉に責任を持てるようになり、想いをそこにのせることができるのです。

会話の進む方向を見積もる

普段のおしゃべりにでも会話には方向があります。この方向を共有することが会話を成立させ、想いを通じやすくする手だてのひとつです。

会話とは一人ですることではなく、必ず相手がいます。だから、勝手に話があちこちに行かないように方向を定めるのです。それには会話の相手と「こちらに進んでいる」という、話の先のルートの共有が必要です。そのルート探しのためのスタートでやりたいのが「見積もり」。

見積もりをするには、相手の話をきちんと聴くところから始めます。自分がこう話すとこう返してくれるというのをインプットして、次の言葉を発するのです。相手の言葉を意識して、先読みをするということです。

それをせず来た球を打ち返すだけだと、自分の想いを届けるフィールドを作れずに、おしゃべりで終わってしまいます。

想いを伝えるのは難しい?でも、伝え方は練習できるんです。緊張してしまうシーンでこそ焦らず、相手のことを感じて話してみましょう!

 

ライター:幸 雅子
出典:『女子の想いをわかってもらえる話し方、伝え方。
監修:コンラッド・ユーキ・フッテル(コミュニケーション法トレーナー、フェルデンクライス・プラクティショナー)
育代(スピリチュアルカウンセラー)
写真:istockphoto