団塊の世代、バブル世代など、日本ではそれぞれの時代を反映した「人びとの特質」を総称する呼び方がある。近年の若者たちは悟り世代という言葉で形容されることも多いが、その特徴としては一般的に欲がなく、無駄な努力や衝突は避ける合理性を重視する傾向などがあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 団塊の世代、バブル世代など、日本ではそれぞれの時代を反映した「人びとの特質」を総称する呼び方がある。近年の若者たちは悟り世代という言葉で形容されることも多いが、その特徴としては一般的に欲がなく、無駄な努力や衝突は避ける合理性を重視する傾向などがあるようだ。
 
 こうした近年の日本人像について、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人と日本人の気質を比較したうえで、「旺盛な向上心を持つ中国人」に対し、「向上心を失った日本人」として、その背景を考察する記事を掲載した。
 
 記事は、近年の中国では急速な経済成長に伴って、より良いものを所有したいという願いがより強くなり、早く結婚し、子を育て、裕福な生活を送りたいという欲や夢を膨らませる人が増えていると紹介。そうした中国人から見ると「ローンをしてまで家を持ちたいと思わず、結婚や子どもといった責任を負いたくないと考える日本人」は、まるで向上心を持たないかのように映るらしい。
 
 しかし、日本も現在の状況に至る前に「社会的背景や伝統文化の淘汰があった」とし、日本の高度経済成長はすでに終わっており、野心に溢れる「団塊世代」は定年退職を迎えており、その下の世代の日本人たちは経済の低迷のもとで考え方が既に変化していると主張。バブル崩壊後の「失われた20年」として知られる経済の停滞期に社会に出た世代は打たれ弱く、先行きの暗い時代の影響を受けて弱気になっているとした。
 
 逆に、中国は改革開放後、「学習の速さと膨大な包容力によって、世界各国の科学技術や文化を吸収してきた」とし、また伝統的な「奮闘の精神と家庭に対する責任感」を失わずに維持していると主張。中国と日本には同じように経済の急速な成長を遂げた類似点があるが、日中の国民の気質は大きく異なっていて、「日本人は自身を考え直すが、中国人は自身を肯定する」という違いがあり、こうした点が「旺盛な向上心を持つ中国人」に対し、「向上心を失った日本人」の姿として反映されていると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)