エネルギーになりやすいというココナッツオイル(写真/アフロ)

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スーパーに行けば様々な油があるが、一体どれを選んでいいのやら…。食用油やナッツ類の権威で、『知識ゼロからの健康オイル』(幻冬舎)の著者でもある、慶応義塾大学医学部教授で油研究の第一人者の井上浩義さんは、自家製ドレッシングを常備している。

「自家製ドレッシングは9年前から作っています。アーモンドとくるみを砕いて、密閉容器に入れて、えごま油を注ぎ、塩こしょうで調味したものですが、サラダにかけて食べています。

 アーモンドとくるみにはオレイン酸が含まれるので、オメガ3・6・9がバランスよく摂れます。子供が小中学生の時は、弁当にもこのドレッシングつきのサラダを必ず持たせていました。

 えごま油には、血液がさらさらになり、血糖値の上昇を抑えて、うつ病の改善効果も報告されていますが、スーパーでも手に入るから便利です。オメガ3系のえごま油か亜麻仁油、オメガ6系では手頃な価格で手に入るサラダ油、さらに、オメガ9系のオリーブ油か米油を常備して、料理により使い分けています。私は開栓後は2か月経つと酸化が気になるので、潔く処分しています」

 また、アンチエイジング医学専門内科医で、『横浜クリニック』院長の青木晃さんが加熱料理によく使うのは、中鎖脂肪酸のココナッツオイルだ。

「ココナッツオイルは、エネルギーになりやすくて、体にたまりにくい油です。バターや母乳にも含まれるラウリン酸が多く、抗酸化作用や血糖値の上昇を緩やかにする効果もある。

 それに、脳の神経細胞のエネルギーにもなり、認知症予防効果もあるので、積極的に摂っています。アンチエイジング効果を高めるためには、オメガ6系を減らし、オメガ3系を増やすのが鉄則なので、炒め物などにも亜麻仁油やサチャインチオイルを使っています。サチャインチオイルは、抗酸化作用が高くてビタミンEも豊富なのでおすすめですよ」

※女性セブン2017年7月20日号