7日、韓国・ソウル駅前にオープンしたものの安全などの問題が相次ぎ指摘されている「ソウル路7017」をめぐり、今度は新たに定められた「公園での禁止行為」に重要な事項が抜けているとの指摘が出ている。写真はソウル駅旧駅舎。

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2017年7月7日、韓国・ソウル駅前の旧高架道路を公園にリニューアル、この5月にオープンしたものの安全などの問題が相次ぎ指摘されている「ソウル路7017」をめぐり、今度は新たに定められた「公園での禁止行為」に重要な事項が抜けているとの指摘が出ている。韓国・ニューシスが伝えた。

ソウル市議会は6月29日、「ソウル市ソウル路7017の利用および管理に関する条例」について、市が提出した原案を一部修正して議決、今月13日から施行することを決めた。

原案では、13条(行為の制限)の中に(1)横になる行為、野宿行為および物乞い行為など通行を妨害する行為(2)ペットの排せつ物を回収せずに放置する行為(3)ペットにリードを付けずに入場する行為などが含まれていたが、議会ではこれらの項目が削除され議決された。

削除された内容のうち「野宿・物乞い行為」については、ホームレス人権団体が「軽犯罪処罰法でも野宿・物乞いを処罰しないのに、ソウル市の条例でこれを禁止することはできない」と記者会見で主張するなど反対意見を提示しており、市議会を直接訪問してこの意思を伝えていたことが理由とされている。

また、「ペット関連」の内容についても、現行の動物保護法でリードなどの安全措置や排せつ物の回収に関して100万ウォン(約9万9000円)以下の過怠料を賦課していることから「動物保護法で規制できることをあえて条例に盛り込む必要はない」という理由で削除されたという。議会では「コンクリートでできたソウル路7017の特性上、ペットが排せつすれば他の利用者らが通常の公園などよりも大きな不便を強いられるため、該当の条項を残すべき」という指摘も出たが、この主張は通らなかった。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「ペットはともかく、ホームレスの人権を守るために国が台無しになっている。法を守り、基本を守る中での人権であって、犯罪者にも人権を与えたらおしまいだ」「本当の意味で人権を守るというのは、ホームレスの臭い対策や就業対策のはず」と、ソウル駅などに多いホームレスに関する指摘が相次いで寄せられている。

一方ペットに関しては、「他の法律があるから条例に記載しなかっただけ。法の有無にかかわらず排せつ物を回収するのは基本マナー」「基本もなってない人がペットを飼おうと思うなんて情けない」と厳しい声が上がったほか、「ソウル路7017は公園や散歩道じゃない。日陰もないし、熱放射にさらされたコンクリート刑務所だ」「世界初の日陰のない公園」「完全に展示用」と「ソウル路7017」に根本的な問題があるとの指摘も出た。

中には「さすがヘル朝鮮(地獄のような韓国)らしい」「みんなが市民意識を持てば済む話」と人々の意識を問題視するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)