近年、カジュアル化が進んでいたクールビズですが、昨年あたりから、フォーマルへの回帰傾向が見られはじめました。フォーラムな雰囲気を持ちつつ、クールビズを実現するには、どんなアイテムが有効なのでしょうか?

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クールビズが推奨される夏。しかし、中年太りした体でカジュアルすぎる装いをすれば、職場の女性たちから「ダサい」と烙印を押されかねません。涼しく、かつオシャレな装いに「ジレ(ベスト)」を取り入れてみませんか?(ファッションスタイリストジャパン代表取締役 西岡慎也)

変わりゆく夏の装い
クールビズはどこまでOKか?

 夏本番、梅雨空が続く毎日は、ビジネスマンにとっては受難のシーズンが到来しました。朝晩のラッシュだけでも汗だく。営業マンは炎天下のオフィス街を歩く、歩く…(お疲れ様です!)。

 半袖の背広「省エネルック」が世に紹介されたのが1979年、第二次オイルショック後のことでした。省エネルック、クールビズ、スーパークールビズなど、名前は変わってきましたが、基本的な考えは「冷房をあまり必要としない服装を推奨する」ということです。

 一部行政や業種業態によっては導入が進んでいる組織もあるようですが、まだまだ浸透しているとは言えません。

 2005年に産声を上げた「クールビズ」は、「ノージャケット、ノーネクタイ」はもちろん、「半袖シャツ、チノパン」までOKとのお墨付きを出しました。さらに12年からは「スーパークールビス」が環境省より提唱され「ポロシャツ、アロハシャツ、TシャツやジーンズさえもTPOによってはOK」という方針が出されました。

 05年、4ヵ月間に設定されていたクールビズ実施推奨期間は、昨今では約半年までに延長されています。それだけ日本の気候も温暖化が長期化しているのかもしれません。この時期、行政機関にビシッとスーツ×ネクタイで伺うと、「クールビズ推奨してますんで…」と逆に指導されることがあると聞きます。

 しかし、クールビズは歓迎される面ばかりではないようです。

 お客様への訪問、どこまで許してもらえるか…。
 古い体質、礼儀を重んじる会社、組織だから…。
 カジュアルな洋服をあまり持っていないから…。
 ビジネスシーンでのカジュアルな着こなし方、アイテムがよく分からない…。

 業種や立場、個人の環境によりまちまちですが、ビジネス上のTPOや商習慣が「省エネ=省ファッション」をそれほど許容していないのでしょうね。

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