男女世界1位は明暗、マレーは勝ち上がり、ケルバーは敗退 [ウィンブルドン]

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 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(7月3〜16日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で、ウィンブルドン優勝歴5回のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、19歳のアナ・コニュ(クロアチア)を6-3 6-2で下し、準々決勝に駒を進めた。

 ビーナスが最後にウィンブルドンで優勝したのは、2008年、つまり9年前のことだ。彼女はキャリア20回目のウィンブルドンをプレーしているところであり、彼女がウィンブルドン・デビューを遂げたのは、コニュが生まれる数ヵ月前のことだった。

「勝つということは、キャリアのどの段階においても決して古くはならないものよ」とビーナスは言った。

 一方、昨年は決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れたものの、準優勝を遂げていた現世界1位で第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、2番コートで第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に6-4 4-6 4-6で敗れた。

 ケルバーが敗れたことにより、2位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、3位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)のどちらかが、大会後に世界1位の座を引き継ぐことになる。ハレプはこの月曜日に準々決勝に駒を進めたが、プリスコバは2回戦ですでに敗れている。

 ビーナスは準々決勝で、全仏オープン優勝者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。先月、ロラン・ギャロスで初のツアーレベルのタイトルを獲得した20歳のオスタペンコは、12番コートで第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-3 7-6(6)で倒した。

「コートに出たときに、そこで何が起こるか見ることになるのだろうと思うわ」とビーナスは、来たるオスタペンコ戦について言った。「彼女は両サイドから非常にうまくボールを打ち込んでくるのでしょうね。ひとたび試合が始まったら、細かいニュアンスがわかるのだと思う。こういったことについてプランを立てることは、必ずしもできるわけではないから」。

 第2セットで5-3とリードしていたオスタペンコは、そこからスビトリーナにサービスをブレークされ、タイブレークを強いられた。彼女は最終的に、8度目のマッチポイントをものにして勝利を手に入れた。

 オスタペンコは、今年の全仏以前には、グランドスラム大会で一度も3回戦を超えたことがなかった。彼女は、1979年以降の歴史の中で、ツアーレベルの初タイトルをグランドスラム大会で勝ち獲った初の女子プレーヤーなのである。

 ウィンブルドンで初の準々決勝進出を果たしたオスタペンコだが、とはいえ彼女は2014年のウィンブルドンで、ジュニアの部の女子シングルスで優勝している。

「全仏オープンでもそうだったように、私は試合ごとによりよいプレーができるようになってきていると思うわ」とオスタペンコは言った。「だから、このまま頑張り続け、進み続けられるよう願っている」。

 グランドスラム大会優勝歴2回で第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)、第24シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)、第6シードのジョハナ・コンタ(イギリス)も準々決勝に駒を進めた。

 ウィンブルドン2週目の月曜日は、おそらくテニスの大会の中でもっともスケジュールが立て込む日だ。男女シングルス4回戦の16試合すべてが、同じ日にプレーされる。スケジュール通りに進めば、準々決勝に進む男子8人と女子8人が決まる。

 第1シードのアンディ・マレー(イギリス)はセンターコートでブノワ・ペール(フランス)を7-6(1) 6-4 6-4で破り、続いて第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-2 6-4で倒した。

 一方、1番コートでは、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)がジル・ミュラ―(ルクセンブルク)に3-6 4-6 6-3 6-4 13-15で敗れた。この試合は4時間48分かかり、この試合のあとに行われる予定だった、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)対アドリアン・マナリノ(フランス)の試合は日没のため、翌日に順延となった。

 男子シングルスで準々決勝に一番乗りしたのは、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)だった。チリッチは、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 6-2 6-2のストレートで下した。

 2014年全米優勝者であるチリッチは、4年連続のウィンブルドン準々決勝進出を決めた。

 一方、女子シングルスで準々決勝に一番乗りしたのは、クズネツォワだった。彼女は第9シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)を6-2 6-4で下した。

 グランドスラム大会で2度優勝しているクズネツォワがウィンブルドンの準々決勝に進出するのは、これで4度目だ。しかし彼女はこれまで一度もベスト8の壁を超えたことがない。準々決勝で彼女はムグルッサと対戦する。

 2回戦でプリスコバを倒したリバリコバは、予選勝者のペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-4 2-6 6-3で下し、初のウィンブルドン準々決勝進出を決めた。

 準々決勝でリバリコバはバンダウェイと、ハレプはコンタと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウィンブルドン」4回戦でガルビネ・ムグルッサ(スペイン/右)が世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ/左)を破った。この結果、大会後のランキングでケルバーは世界1位の座を譲ることになる。(写真◎Getty Images)
Photo: LONDON, ENGLAND - JULY 10: Garbine Muguruza of Spain and Angelique Kerber of Germany shake hands after the Ladies Singles fourth round match on day seven of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 10, 2017 in London, England. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)