10日、韓国メディアによると、米CBSで放送されている人気ドラマ「Hawaii Five−0」に出演する韓国系俳優ダニエル・デイ・キムとグレイス・パクが、出演料差別問題でドラマを降板したことが分かった。資料写真。

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2017年7月10日、韓国・聯合ニュースによると、米CBSで放送されている人気ドラマ「Hawaii Five−0」に出演する韓国系俳優ダニエル・デイ・キムとグレイス・パクが、出演料差別問題でドラマを降板したことが分かった。

9日(現地時間)、米CNN放送などによると、2010年から同ドラマに主演として参加してきた韓国系俳優2人は、同僚の白人俳優と同等の出演料の支払いを求めたが、拒否されたため降板を決めた。

CBSは次のシーズンに向けた賃金交渉で、韓国系俳優2人に対し、共にドラマに出演する白人男性俳優より10〜15%少ない出演料を提示したという。

ダニエル・デイ・キムは自身のフェイスブックで「CBSと新たな契約条件の合意に至らず、ドラマを降板するという難しい決断を下した」と明らかにした。その上で「平等への道は簡単ではない。変化は難しいかもしれないが、未来に期待してほしい」と訴えた。

CBSは声明を発表し、「ダニエル・デイ・キムとグレイス・パクはドラマの重要なメンバーだった。私たちは彼らを引き留めるため相当な賃金の引き上げを提供しようと努力したが、合意に至らなかった」と明らかにした。

最近数年間、ハリウッドで性別や人種に基づく俳優の出演料差別問題は大きな話題となってきた。CNNは「今回の韓国系俳優2人の降板は構造的に白人・男性俳優が非白人・女性俳優より高く評価されるハリウッドの慣習が反映された」と指摘している。

米ワシントン・ポスト紙も2人の降板について「米放送局のアジア人俳優への評価に疑問を抱かざるを得ない」と指摘し、「これまでに明らかになった事例は氷山の一角に過ぎない」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「米国も人種差別問題がなくなるにはまだまだ時間がかかりそう」「米国は巧妙に差別を続ける国だ」「そんな!2人が出ているから今まで見続けてきたのに」「Hawaii Five−0は終わった。韓国人を見下して無事でいられるわけがない」など批判的なコメントが数多く寄せられている。

そのほか「かっこいい。つらい決断だっただろうに」「プライドは誰かに守ってもらうものではなく、自ら守るものだ」など韓国系俳優の決断を称賛するコメントもみられた。

また、「これでも韓国で米国映画が公開されたら見に行く人たちがいる。プライドはないの?」「この事実を知った後でも、韓国人は無名の米国人俳優との写真撮影会に群がるのだろう」「出演料が少なくてもいいというアジア系俳優はいくらでもいる」などと嘆く声も。

一方「米国だけの問題かな?韓国でも同じことが言えるのでは?」「当然だよ。韓国では韓国人が最も多く出演料をもらうのだから」「出演料は人気度と比例するのでは?人種差別と騒ぐのはオーバー」との意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)