iPhone向けにグラフィックプロセッサ(GPU)技術を供給するイギリスImagination Technologiesの本社近郊に、Appleが新たにオフィスを設置したことがわかりました。

意見が対立するAppleとImagination

ImaginationはiPhone向けにGPU技術を供給してきましたが、Appleが今年4月、今後はGPUを独自開発することを宣言、Imagination Technologiesに対し、同社との技術利用契約を2年以内に終了すると通告しました。
 
これに対しImaginationは、AppleがGPUを自社開発するとしても、同社に対するロイヤリティの支払いは継続すべきだと主張。その要求を認めないAppleとの間で、両社の主張は食い違ったままです。

車で20分の近距離に新設

こうした状況のなか、Imaginationの本社があるロンドン北西部のキングスラングレーから車で20分ほどの街セントオールバンズに、Appleが新たに広さ約2,000平方メートルのオフィススペースを借りたことが判明しました。新オフィスでは独自のグラフィック技術の開発が行なわれる見通しです。
 
Appleは4月からロンドンを勤務地とした、GPU設計に関連するハードウェア・エンジニアの募集をかけていました。
 
AppleがあえてImagination本社近郊にオフィスを構えたことで、Appleによる人材やサプライヤー引き抜きを恐れるImaginationとの間で、緊張感がさらに増すだろうと英Telegraphは指摘しています。

Appleに売上の約半分を依存

ImaginationのAppleへの依存度は非常に高く、統計情報サイトStatistaが今年4月に発表したデータによれば、同社はその売上の48%をAppleからの受注に頼っています。
 
そのためAppleが2年以内の契約終了を予告した際には、Imaginationの株価は一時70%近く暴落しました。
 
 
Source:Telegraph via AppleInsider
Photo:iFixit
(lunatic)