都会にいながら、おいしい野菜と出会うには?【TOKYO VEGAN】

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こんばんは、Vegan cafe「Alaska zwei(アラスカ ツヴァイ)」の店主でフードプランナーの大皿彩子です。東京・中目黒で"100年先もずっとたのしいVeganごはん"をコツコツと作っております。
今回は、Veganごはんのはじめの一歩、「野菜との出会い」について。野菜がおいしければ、ほんの少し手を加えるだけで、Veganの食卓は完成します。都会に住まう方でも、宝物のような野菜と出会えるアイディアをお届けします。
神戸の農家「大皿さん」との運命的な出会い

Alaska zweiをはじめる1年ほど前、プランナーとして神戸のベーカリーシェフたちとお仕事をご一緒する機会がありました。そこであるシェフから思わぬひと言が。
「大皿さんという苗字の人、他にも知っとーで。(兵庫弁で"知っているよ")神戸の農家さんや!」
"大皿"という苗字はかなり珍しく、祖父母と従兄弟のほかに同じ苗字を聞いたのは初めて、さらにわたしと同じ、食に携わる仕事をされているなんて! と、とても驚きました。
瞬く間に縁と縁がつながり、2016年夏、神戸の大皿さんご夫婦による畑「Naturalism farm(ナチュラリズムファーム)」を訪れることができました。
お話を伺えば、心地よいシンクロの連続。元々、食の世界とは無縁の企業に勤めていたという大皿一寿さん。食の未来を案じ、7年前に一念発起して無肥料・無農薬の自然栽培野菜に取り組み始めたそう。広告会社勤務から突然食の世界に飛び込んだ自分自身と重なり、思わず握手を求めてしまいました(笑)。
新しい農家は生産量や品種が少ない事や、収穫時期が読めない事などあらゆる面で従来の流通システムと合わせづらく、開農当初は本当に苦労されたそう。
しかし、大皿さんは持ち前の柔軟性と行動力を発揮! 毎週末、神戸市内のファーマーズマーケットで販売しながら少しずつファンを広げました。さらに、お客さんの求める品目数や生産量に応えられるようにしよう! と、若い小規模農家さん数軒とともに、農家チーム"Bio Creators(ビオクリエイターズ)"を結成。それにより新たな取引先が増えたと言います。
かっこいい農家が作った愛おしい野菜たち

「無農薬・無肥料の栽培をしていると、野菜の声が聞けるようになる」と大皿さん。最近はちょっと暑すぎるよ、いま甘くておいしいよ、食べるのはもうちょっと待ってねなど、見た目ではわからないことを、野菜はたくさん伝えてくれるのだそう。
わたしも大皿さんご夫妻に出会い、その畑の色や空気をカラダに感じ、生まれてきた野菜たちが、とても愛おしくなりました。雑草とともに生き、しっかり根を張る野菜の姿にぎゅーっと胸があつくなり、恋心を超えて、もはや愛を感じたほど。そんな感情に動かされ、その野菜たちが一番喜ぶ姿にしてお客様に食べてもらいたいという心から思ったのです。
そして、もうひとつ。
「かっこいい農家になりたいんですよ。そうしたら、若い人が農家やりたいって思ってくれるでしょう?」という大皿さんの言葉を聞いて、ひとりのプランナーとして、Veganカフェ・Alaska zweiとして応援したい、永くこの畑のファンを育てていきたいと決意しました。
好きな農家さんを見つけてサポーターになろう!

大皿さんやBio Creatorsの畑を訪れて知ったことは、農家は、小規模であればあるほど、作付けし、手間をかけて育てても買ってもらえなかったらどうしよう、という不安と常に隣り合わせであるということ。ならば、少量ずつであったとしても、継続的に購入するお客さんでいたら、農家の日々の支えになれるはず。
そこでご提案です。サッカーや野球と同じように、どこかの農家のサポーターになりませんか!?