ロードバイクのメンテナンスの基礎知識を伝授するコーナー。今回は、「通勤・ツーリング用ライトカスタム」のやり方についてレクチャーしていきます。街乗りやツーリングでは、マッドガードとキャリアが大いに役立ちます。これがあれば荷物の運搬や雨天の走行が可能となります。

 

【使用する工具】

ニッパー

 

アーレンキー

 

【パーツを準備する】

街中を走っていたら、突然の雨……。気がつくとはね上がった泥水で背中に黒い線ができていた、という経験を持つライダーも少なくないだろう。

 

走るための能力を突き詰めたロードバイクには、当然のことながら余分なパーツが一切付いていない。だが、シティユースで毎日乗り回したり、ロングツーリングに出かけたりすると不便なこともある。こうした用途で使うことの多いライダーは、マッドガードやキャリアの装着を検討したいところだ。

 

ここで紹介するのは、ゴムバンドと結束バンド(タイラップ)でフレームに固定するマッドガードと、シャフトとシートクランプで固定するキャリア。ロードバイクにはキャリアなどの装着用のダボ穴のない車種も多いが、これなら、たとえフルカーボンのフレームであってもマッドガードとキャリアを装着できる。取り外しも楽なので、その日の使い方に合わせて着脱するといいだろう。

 

1.準備したのは、タイラップとゴムバンドで留めるタイプのマッドガード(泥よけ)と、シートクランプとシャフトで固定するタイプのキャリア。ダボ穴のない車種でも取り付けられる。

 

【マッドガードを付ける】

2.マッドガードをホイールとフロントフォーク、ブレーキキャリパーの間に通す。

 

3.マッドガードをブレーキ本体固定ボルトにタイラップで固定する。

 

4.前輪はフロントフォーク、後輪はシートステーに留め具をゴムバンドで固定。そこにマッドガードの足を固定する。

 

5.マッドガードを付けたところ。細く見えるが、タイヤも細いので水のはね上げは十分防ぐことができる。

 

【キャリアを付ける】

6.元の自転車のシートクランプにはダボが付いていない。シートクランプをダボ付きのものに交換する。

 

7.シートクランプを交換したところ。いろいろな用途に使えそうだ。

 

8.シャフトを付属の3センチほど長いものと交換する。その隙間を使ってキャリアの脚を固定する。

 

9.ハブにシャフトを通してクイックリリースを締めて完成だ。

 

10.キャリアにパニアバッグを載せたところ。通勤にはもちろん、ロングツーリングにも十分対応可能な容量が確保できた。