今回は、NHKの土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』に主演している、女優の黒木華を取り上げる。
 面長でのっぺりと平坦な顔貌が特徴的で、眉も弓なりで優しく、「昭和顔」女優の代表格。目が小さい(重眼)ところも現代女優としては稀少だ。
 性熟度が現れる臥蚕(下瞼の睫毛の生えているあたり)の膨らみはさほど豊かではないものの、田宅(上瞼)が広く、肉厚なのは、熟女の年代になって好色性が増す相。
 彼女は豆アゴ(アゴ先が尖ってくびれたように突き出る)で、この相も中年以降、淫蕩に傾きがち。30代半ばあたりから、見た目の印象も、(対男性の)行状も、大きく様変わりしそうだ。

 ホクロの多い顔で、性愛がらみのホクロが目立つ。額の右端に二つ並んだ死にボクロは男難の暗示がある「捨てられボクロ」で、情にモロく、誘惑に負けて間違いを起こしやすい。
 首筋のホクロは(前回の「松井愛莉」でも触れた)「博愛ボクロ」で、人気運のあるモテ相。目立たないが、上唇の右寄りに黒点があって、自ら異性に仕掛ける積極性も持っている。
 彼女は山根(鼻の付け根)が低く、鼻が(長さはあるが)華奢で、これらは尻軽相。受動愛の下唇がぷっくりと豊かで、男性の誘惑を待っているところもある。
 【淫乱度】は、今後の将来性を含めて「4」と高く、【尻軽度】は高いモテ度が底上げして、満点の「5」となった。

 金甲(小鼻)の張りがおとなしく、口も大きからず、アゴの骨格と歯列のU字も小さくて、昭和顔らしい控えめな相。精力旺盛とは言い難い。モミアゲが濃くて広く、眉も濃くて、強めな男性ホルモンが体力を補っていて、【絶倫度】は「2」寄りの「3」。
 先天的名器度が現れる、耳の穴の手前にある切れ込みが細くて狭い名器耳。後天的名器度を示す、口唇の締まりがやや乏しいものの、口元の肉付きは悪くなく、【名器度】は「4」と高い。
 平成の時代となって、あげまん相の女性は減少の一途だが、表現を変えれば、「昭和顔の女性にあげまん多し」。彼女はその典型で、金甲相でやや足を引っ張ってはいるものの、眉が弓なりで、臥蚕がおとなしく、下瞼のラインが目尻で上がっており、あげまん要素のほうが多い。トータルで観て【あげまん度】は「3」と、平成女性としては高い。

 彼女のように、重眼で黒目が大きいのは、夫思いの良妻相。
 また、上瞼のラインが目頭部で上がっているのは、一途なプラトニックラブの現れ。反面、目頭に切れ込みがあって、性愛に機略や演技を持ち込める「魔性」も持ち合わせている。
 一筋縄ではいかないミステリアスな女相で、将来、大物女優となって特異な存在感を発揮しそうだ。

【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。