アルビレックス新潟、リーグ戦6連敗 残留へ厳しい戦いが続く

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 9日に行われたサッカーのJ1リーグ、浦和レッズ対アルビレックス新潟の試合は2対1で浦和が勝利した。リーグ最下位の新潟は前半35分に先制するも、後半74分・79分に続けて失点し、逆転負けで6連敗。この試合でも勝ち点を得ることが出来なかった。

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■先制するもリードを守れず

 追い風は確実に吹いていた。

 新潟と同じく降格圏に沈む広島、そして残留ライン際に位置するチーム同士の対決だった大宮と札幌は引き分けに終わり、序盤の勢いを失い順位を落としてきている甲府は敗れている。この先、新潟がJ1に留まる為に追いつき、超えてゆかなければならないライバルたちは何れも勝利を逃した。さらに、対戦相手の浦和も勝ち運から見放されており、ここにきて指揮官の進退問題にまで発展、「赤い悪魔」は脅威ではなくなりつつあった。

 新潟にとっては、リーグ戦6試合ぶりの勝ち点3、さらには残留争いにおいて他チームとの差を縮める好機が訪れていた。それでも、アルビレックス新潟は敗れた。連敗中のチームが息を吹き返すことのできる3ポイントを奪うことが出来なかった。

 前半35分には相手CKから、鮮やかなカウンター攻撃を見せ小泉慶のゴールで先制。リードしたまま折り返したものの、後半残り15分で今シーズン幾度となく浴びているセットプレーからの失点を喫し、立て続けに2点を失う。現在の、いや今シーズンの新潟には許してしまったリードがただの1点でも重くのしかかり、逆転する活力は持ち合わせていなかった。「どうやったら勝てるのか」、試合後、ある選手からはそんなコメントも聞かれた。

■残された可能性を信じて

 ただ明るい材料がないわけではない。この日、約3カ月振りにベンチ入りし終盤に交代出場でピッチに立った田中達也や正GKの大谷が故障から復帰。開幕から固定されなかった両サイドバックもここに来てようやく原・堀米が定着してきた。前線へコンバートされた長身の矢野も好守で効果的な動きを発揮してきている。新加入選手もすでに練習に合流しており、僅かだが、巻き返しへの兆しを感じる要素もある。

 Jリーグはここからサマーブレイクに入り、次のリーグ戦まで約3週間の期間を置く。ここでの時間を有効に活かし、修正すべき点への対応、また、掴みかけている手ごたえをさらに自信につなげるためにチームの方向性を見出していかなければならない。