その国の文化を体験するには、屋台の食べ物を食べてみるのが一番です。お腹をこわしそうな気がして、ちょっと不安かもしれませんが、屋台の食べ物は、レストランほどではないにしても、安全であることが多いです。経験豊富な冒険家たちに聞いてみたら、口をそろえてそう言うはずです。とは言え、困った事態にならないために知っておいた方が良い基本的なルールがいくつかあります。

1. その国の一般的な屋台料理を予めリサーチする

次の旅に出る前に、目的地の一般的な屋台料理のことを調べておきましょう。イスタンブールならドゥルム、バンコクならポークサテ、ブエノスアイレスならチョリパン、香港ならエッグワッフルという感じでしょうか。どこに行っても、必ずその土地の名物料理があるものです。

行き先にどんな屋台料理があるかわかったら、今度は「Lonely Planet」、「Fodor’s」、「TripAdvisor」などの旅行サイトや個人の旅ブログを使って、どこに行けばそういう屋台が見つかるか、具体的にお勧めの屋台があるか、調べてみましょう。屋台の体裁も必ず把握しておくことです。初めて訪れる土地の食べ物をうまく食べられるか心配な人は、出発前に自分が住んでいる町で、お目当ての名物料理を提供するレストランに行き、予め舌を鍛えておきましょう。

食物アレルギーがある場合は、人気料理の材料を調べておくことも大切です。「Select Wisely」や「Allergy Translation」のようなサイトで具体的なアレルギーや食品カードをプリントすることもできます。特にグルテンアレルギーがある人が旅先で安心して食事をしたいなら、旅行サイト「Legal Nomad」が紹介しているJodi Ettenbergさんのグルテンフリー・レストラン・カードは、特にお勧めのお役立ちアイテムです。

2. 現地の人が食べに行く屋台で食べる

自分が食べたいものがわかったら、食事の時間も知っておく必要があります。食事の時間は国によって違うからです。アメリカでは、昼食は普通は正午前後ですが、国によってはもっと遅い時間のこともあり、スペインは午後2時ごろです。一方、多くのアジアの国々では、ランチは午前11時ごろです。

旅先の食事時間に合わせると、注文する料理ができたてで出てきます。料理を作っているところを目の前で見ることもできるはずです。作ってから何時間も経ってバクテリアがうようよしている料理を出されるのは嫌ですからね。

3. 行列ができている屋台を探す

最高の屋台料理を見つけるには、現地の人にお勧めを聞くのがベストです。とはいえ、現地の人を誰も知らなかったり、たどたどしく現地の言葉で人に物を尋ねるのは気が引けることもあるでしょう。そういうときは、一番長い行列ができているところに行きましょう。

清潔で美味しい料理を出す店を一番良く知っているのは、現地の人たちだからです。行列に並ぶのは嫌ですが、それを我慢できなかったばかりに2日もトイレにこもることになるよりはマシでしょう。世界中を旅するJodi Ettenbergさんは、行列に並んでいる人たちを観察するのもヒントになると言います。年配者、女性、子供が並んでいると良い屋台である印です。

4. 料理しているところ観察する

屋台は料理をするところが全部見えます。美味しそうな匂いをあたりに漂わせて集客効果を狙っているところもありますが、お客の側からしてみると、料理を作るプロセスをじっくり観察して、すべてが申し分ない状態か確認するチャンスです。

素手でお金を触って、そのまま食べ物に触っていないか、使い古しの汚れた調理器具や不潔な調理台を使っていないか、並べてある料理の周りをハエやその他の虫がブンブン飛んでいないか、チェックしましょう。基本的に、良く観察して、ちょっとこれは良くないと思う点があるときは、別の屋台を探してください。それから、できれば、あまり料理の種類が多くない屋台を選ぶようにすることです。提供する料理の種類が多いということは、全部が全部できたてというわけではないことになります。作ってからだいぶ時間がたっている物もあるはずです。

5. フォークやスプーンに用心する

屋台料理の中には、フォークやスプーンを使って食べなければならないものもありますが、屋台が提供するものは不潔かもしれないので要注意です。清潔に見えても、現地の水で洗っているかもしれず、お客はその水に免疫がないこともあります。

トラベルサイト「Nomadic Matt」のMatt Kepnesさんは、カトラリーを拭けるように除菌シートを携帯することを提案しています。また、旅行中は自分の箸を持ち歩くことも勧めています。

6. 必ず避けるべきこと

どこに行っても、次の4点は必ず避けるのが賢明です。

氷や現地の水と一緒に食べ物を提供する屋台。その水は不潔だったり、こちらに免疫の無いバクテリアが入っていることがあります。食べるとき自分で皮を剥けないもの(現地の水で洗ってあるかもしれないからです)。天然包装紙に包んでいないものには手を出さないようにしましょう。生煮え、生焼けのもの1日中作り置きしてあり、あまり使われていな感じのソース。

もちろん、上記のルールは旅先によって多少変化しますが、知っていて損はありません。

7. 何か変だと感じたら、食べるのをやめる

最後に、屋台の食べ物を食べていて、何か変だと感じたら、食べるのをやめてください。冒険心があるのはいいのですが、今はそれを発揮すべきときではありません。たとえば、屋台で調理プレートから取り上げたばかりの肉を手渡されたときは、食べられないぐらい熱くないといけませんし、中が生焼けに見えるのもダメです。ましてや、腐ったような臭いがしたら、絶対食べてはいけません。

屋台に食べに行って、肉が冷たかったりしたら、それは捨てて別のものを見つけてください。屋台の食べ物が初めは大丈夫に見えても、その後すぐに「あ、ちょっと変だ」気づいたら、無理に平らげようとしないでください。せいぜい消化不良ぐらいで済んで、無事に旅を続けられることを祈ります。