アメリカでは学校の夏休みが始まってから1週間ぐらい経ちました。ということは、親御さんたちは、この先2、3カ月間、子どもの頭がなまらないように、何をさせようかとあれこれ知恵を絞っていらっしゃることと思います。もしかしたら、テレビの前に陣取る子どもたちを横目で見ながら、「今からでも申し込めるサマーキャンプ」をGoogleで探しているかもしれません。

私は「夏休みは何もしない」というコンセプトに傾倒しつつありますが、そうは言っても、マッシュドポテトにこっそりホウレンソウを混ぜて子どもに食べさせるように、子どもがテレビを見ているときに何か学びの要素を滑り込ませることができたらと思います。

子どもがテレビを見るときは字幕を表示することをRedditのユーザーが以前提案していました。息子にそれを実践してみたところ、その子は「言語能力もスペリングも素晴らしく向上しました」とのことです。

テレビの画面で字幕を見たことと直接相関関係があるかどうかわかりませんが、一理あると思います。長年、テレビや映画の字幕は新しい言語の学習の一助として使われてきました。また、多くの子ども向け番組は番組中に同じ言葉を何度も繰り返すので、子どもはその言葉に慣れることができます。

1980年代にベストセラーになった『The Read-Aloud Handbook』の著者、Jim Trelease氏も数年前に同じアドバイスを子育て中の親御さんたちにしています。彼によれば、幼児の場合は、テレビの音をオンにして画面で見た単語の音が聞こえるようにしてもいいですが、少し年齢の高くなったら、音を消して画面の字幕を読まざるを得ないようにした方がいいそうです(そんなことをしたら、子どもは外に遊びに行ってしまうかもしれませんが…)。フィンランドの子どもたちが読解力テストで世界一の成績をおさめているのも、フィンランドが英語のテレビ番組をたくさん輸入しており、すべてに字幕がついていることが一因であると唱える人たちがTrelease氏以外にもいます。

でも、テレビに頼りすぎず、子どもに本を読んであげたり、子どもに読書を勧めることも忘れないでくださいね。