ベネズエラの首都カラカスで、ニコラス・マドゥロ大統領の退陣を求めるデモに参加する人たち(2017年7月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ベネズエラの反政府デモは9日、開始から100日目を迎えた。8日には2014年から収監されていた人気の高い野党指導者、レオポルド・ロペス(Leopoldo Lopez)氏(46)が自宅軟禁に移され、交渉による国内危機打開に期待が広がったものの、先行きは依然として不透明な状況だ。

 米国で学んだ経済学者のロペス氏は、反政府デモで暴力を扇動したとして2014年に身柄を拘束され、禁錮13年9月7日の有罪判決を受けていたが、8日に突然、軍の収容施設での拘禁を解かれて自宅へと移送された。4月1日にニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の退陣を求める反政府デモが始まって以来、政府が反体制派に最も歩み寄ったといえる動きで、両者間での協議が始まるのではないかとの憶測も呼んでいる。

 3か月を超える街頭での抗議デモでは、これまでに少なくとも91人が死亡した。首都カラカス(Caracas)東部では9日も約2000人がデモに参加し、ロペス氏の顔写真が印刷されたTシャツを着て「100日、これからも独裁にあらがい続ける」と書かれた横断幕を掲げた。一方、政府支持派もカラカス中心部で赤いTシャツを着てデモを行った。
【翻訳編集】AFPBB News