「ちょーし(調子)乗っちゃって」
「落ちついていきやー」
「人には人の尿酸値」……人気ギャグ&フレーズがLINEスタンプになるなど、ゆりやんレトリィバァ(26)の快進撃が止まらない。2015年&2016年の「R-1ぐらんぷり」は2年連続3位、2017年の「第47回NHK上方漫才コンテスト」では優勝を果たした。

「私は小さなころからアイドル好きで、モーニング娘。に入りたいと思っていました。でも、小学生で“おそらく自分はアイドルにはなれない”と気づいて(苦笑)。そんなときに私を救ってくれたのは、吉本新喜劇。『私のような見た目でもスポットライトを浴びることができる!』と思わせてくれたんです」

 ボリューミーな見た目からは想像できないキレッキレのダンス。天然ボケのいじられキャラかと思えば、じつは関西大学卒のインテリという異能派だ。

 出身は奈良県吉野郡。小学校の同級生は12人で、6年間同じメンバー。自然豊かな環境で伸び伸びと育ち、中3のときはギャルグループに入っていた。

「ギャルといっても、田舎なので、実際は全員イモくさいんですよ(笑)。ちょっとだけ眉毛を剃ったり、流行りのカワイイものを持っている程度でしたが、クラスの中心にいる気の強い系のグループに背伸びをして入っていたんです。そしたら、私自身がイジメの対象になり、ハブられてしまって……」

 いじめられた経験があるゆえ、誰かを貶める笑いは「心底イヤ」だという。

「自分が純粋に面白いと思ったことを大切にしていこうと気づけたのは、貴重な経験だったのかもしれないですね」

 高3のとき、1学年下の野球部の男の子を好きになったゆりやん。芸人になるつもりで大学受験をする気もなかったが、野球部の練習を見たいがために、勉強するふりをして、夏休み中も毎日高校に通い続けたという。

「毎朝、誰よりも早く学校に行って、朝練を観察。彼を近くで見たいから、真夏の暑い日でもグラウンドのベンチに座って、汗だくで参考書を読んでいました。

 夜の練習まで見届けてから、私も帰宅。毎日こんなことをしていたので、私の好意はバレバレで本人にも周りにも気づかれていましたね。私、ちょっとストーカー気質なんです(笑)」

 そんなゆりやんの“一途”な恋も、秋になり、意中の彼に彼女ができてしまったことで、あっけなく終了ーー。

「彼女ができるなんて、想定外。『高校生活最後の夏休み、おまえに何時間費やしたと思ってんねん!』と、どこにぶつけたらいいのかわからない怒りが湧いてしまって(苦笑)。彼に『すごい』と思わせるために大学に行こうと、急遽受験勉強を開始しました。NSCは大学に行ってからでも行けると思って」

 失恋の悔しさがパワーとなり、無事、関西大学に現役合格。大学3回生までに単位をほぼ取り終え、大学4回生の2012年4月、念願のNSCに入学した。

 尊敬している先輩芸人は、同じ女性ピン芸人の友近。ご飯を食べに連れていってもらうときには、渡辺直美や近藤春菜たちとも一緒に卓を囲むのだとか。

「友近さんはネタがめちゃくちゃ面白いうえにふだんの会話も抜群に面白い。どんなに活動の幅を広げても、芸人としてネタを作り、舞台に立ち続けるのはすごい。そんな憧れの先輩である友近さんに『ふざけてんなぁ』と笑ってもらうことが、いちばん嬉しいですね」

 東京での仕事も増えているが、現在は大阪在住のゆりやん。上京の予定も引っ越すつもりも当面ないと語るが、 趣味は物件情報を見ることなのだとか。

「今、住んでいるのはベッドしか置けないくらいの、めっちゃ狭いワンルーム。もっと広くてきれいなマンションに引っ越したら、ベッドはこっちに置いてソファはこんな感じのものを買う、と想像するだけで楽しい!

 私も今年27歳。彼氏も欲しいし、結婚願望もあります。理想の旦那様像は全然高望みしていませんが、優しくて、一緒にいて楽しくて、お金持ちで、どこにでも連れていってくれて、イケメンで……」

 “高望み”しない彼女の今後の夢は?

「運命の相手が現われるまで、広い家に住んで、いい香りのする入浴剤でステキなバスタイムを過ごすなどして、女磨きをしていきたいと思います!」

 女磨きの結果は本誌グラビアで!?
(週刊FLASH 2017年6月27日号)