停電でエアコンが止まってしまう

エアコンOFF、熱中症の危険

夏場の留守番中は、愛犬のためにエアコンをつけたままの方がほとんどかと思います。しかし停電が起こったら、家じゅうの電化製品はもちろん、エアコンも停止します。
体温調整のための汗腺が足裏と耳の付け根しかない犬は、暑さや高い湿度に非常に弱く、気温22度・湿度60%以上で熱中症の恐れがあると言われています。
気温の低い冬はさほど心配はいらないかもしれませんが、夏の停電はエアコンが止まってしまい室温は急上昇しますので、要注意です。

停電後の通電にご注意を!

阪神淡路大震災以降、震災後の停電からの復旧で再送電したところ、季節が冬だったこともありストーブなどが再稼働した際に、落ちてしまった衣類などに火が燃え移るようなことや、傷ついた電線や漏電状態になっていたりして、発熱や発火などの火災が多発したことを機に、最近の電化製品は停電で電気の供給が止まった後は手動でないと再起動出来ない設計になっています。
そのため、エアコンをはじめさまざまな電化製品は、停電が復旧したからといって自動的に動いてくれるわけではありません。

停電を知らせてくれる便利なアプリを活用してみて

留守中の愛犬のために、お住まいの地域の電力会社の情報アプリを利用して、停電情報をいち早くキャッチしましょう。
東京電力からは、停電・雨雲・地震などをプッシュ通知で知らせてくれる『TEPCO速報』というアプリがあります。お出かけ先ですぐに停電に気が付いてあげられれば、急いで帰ってあげられますね。

夏、留守番中にエアコンが止まってしまったときのための対策

夏場、エアコンをかけないで閉め切った状態でいると、室内の温度は40℃以上になるといわれています。
留守中は窓を開けておくわけにはいかないでしょうから、エアコンが切れて閉め切った部屋は、愛犬にとって非常に危険な環境となります。

遮光・遮熱カーテン

日中の日差しは、室内をサウナのようにしてしまいます。遮光カーテンや遮熱カーテンを利用して、愛犬の留守番中は日の光は直接部屋に入らないようにしておきましょう。
また、愛犬をケージに入れて留守番をさせている方は、ケージは窓から離れたところに配置してください。

気温だけではなく湿度も注意、風通しを意識しましょう

犬は高い湿度も苦手です。もし防犯上問題にならない位置に窓があるようならそこを、また通気口は開けるなどして、できるだけ閉め切りの状態にならないように室内の空気が循環するよう心がけてあげてください。

犬用ひえひえジェルシート

ホームセンターやペットグッズ販売店に行くと、この時期よく売っているペット用のジェルシートを活用しましょう。
少し大きめ、厚さのあるものだと冷たさが長持ちします。
保冷剤を凍らせることができるタイプは、日光が直接当たらない場所であれば半日冷たい状態を保てるといいます。2、3個冷凍しておいて、愛犬に留守番をさせる時には、タオルに包んで部屋の一番涼しそうなところや、ケージの脇に置いておきましょう。
しかし、噛み癖のあるワンちゃんには要注意です。
「エチレングリコール」が保冷ジェルの成分に入っているものは、食べてしまうと有毒なので使用しないでください。

扇風機は涼しくならないけど、換気のためには有効

ボタン式のアナログタイプの扇風機は、停電した後の再送電によって自動的に稼働するものがあるようです。
犬は風で涼しさを感じませんので、室温が高いままでは熱中症対策とはなりませんが、室内にこもった空気を循環させる意味では有効です。

まとめ

外出中の停電トラブルはとても心配です。すぐに帰宅できる距離ならいいのですが、仕事などなかなかそうはいかないもの。
停電や火災、地震などの有事の際に愛犬を頼めるような信頼できるご近所さんがいると安心です。私の友人は、何かあったらガラスを割ってもいいから、と隣にお住まいの方に日ごろからお願いをしているようです。停電でガラスを割るわけにはいきませんから、すぐに駆けつけられないときのために、合鍵を渡しておけるような知り合いがいるといいですね。
停電が起きてもすぐに緊急事態というわけではありませんが、知らない間に停電になってエアコンが切れていたというのが心配です。停電に気が付かず帰宅したら愛犬がぐったりしていた、という話を聞いたことがあります。停電は、送電線の管轄内で落雷があったり、火災が起こったり、不意のタイミングで起こります。特にこれからの季節は1時間もエアコンが止まっていれば室温は上がり、愛犬にとっては過酷な環境となってしまいそう。対策も然りですが、いち早く停電に気が付いて、対応できるように備えておきたいですね。