17F1第9戦オーストリアGP決勝。スタートを切るメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス(右手前、2017年7月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】17F1第9戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2017)を制したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がみせた「完璧」なスタートについて、国際自動車連盟(FIA)は「偶発的な判断」による結果であると判定した。

 フィンランド出身のボッタスは、同GP決勝でスタートシグナルが消灯するのとほぼ同時にポールポジションから飛び出した。その完璧すぎるスタートに対し、予選2番手につけていたフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、ボッタスが「ジャンプ・スタート(フライング)」を犯したと疑っていた。

 不満を募らせたベッテルは、FIAが示したデータを信じられずフライングを確信しており、レース後にはボッタスについて「超人的」と皮肉った。しかしFIAの広報担当者は、ボッタスが幸運だったことに加え、フライングを犯す可能性があったとしながらも、不正行為は確認されなかったとして次のように説明している。

「ジャンプ・スタートシステムは、最後の赤信号が点灯して消えるまでの間にマシンがかすかに動いたかどうか判断する。ドライバーはスタートに備えてクラッチの調整などをする必要があり、そうした小さな動きは認められるべきである」

「F1の公式計時として信頼性の高いこのシステムは、20年前から活用されており極めて正確な計測を示してきた。きょうの問題に関して、バルテリ・ボッタスはスタート前に与えられた許容範囲を超えていなかった」

 レース中ただちに抗議を行っていたベッテルは、FIAの判断を受けて、ボッタスのシグナルに対する反応時間について「信じられなかった」とコメントした。
【翻訳編集】AFPBB News