第一期グランドオープンした「イオンモール神戸南」

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大型ショッピングモール「イオンモール神戸南(神戸市兵庫区)」が6月30日、神戸市中央卸売市場本場西側跡地にオープンし、多くの買い物客でにぎわった。神戸市営地下鉄湾岸線 中央市場前駅に直結している同ショッピングモールは、「ハッピーをめしあがれ!」をコンセプトに、生鮮食品の専門店や、レストラン・フードコートなど「食」に特化している。

【写真を見る】イオンモール神戸南の袖山雅彦ゼネラルマネージャーと、イオンスタイル神戸南の西田美智代店長によるくす玉割りでオープン

今回は、第一期オープンとして、1階のスーパーマーケット「イオンスタイル神戸南」と、食のコンセプトゾーン「キャナルマルシェ神戸うまいち」で近畿初出店を含む7店舗が開店した。イオンスタイル神戸南 西田美智代店長の「神戸の台所と思われる店にしたい」との言葉の通り、同店では、隣接した神戸市中央卸売市場本場とコラボして、新鮮な魚や鮮魚を使用した弁当などを販売したり、神戸ブランドの提供を行う。

神戸ブランドとしては、兵庫県産こだわり農産物コーナーの設置や、神戸市産の野菜「こうべ旬菜」や、イオン直営「イオンアグリ三木里脇農場」の野菜などの販売、「神戸ポーク」、「三田和牛」、「播州百日どり」などの地元銘柄肉も取りそろえる。

また、そば飯入りの惣菜パンや神戸牛を使ったコロッケパンなどのご当地パン、神戸地酒を中心とした約600種類の地酒、ゴーフルで有名な神戸の老舗「神戸風月堂」、明石海峡のタコをその場でタコせんべいにする「永楽堂」など、地元にちなんだものも多数そろえる。その他、同店内の「REWARD KITCHEN(リワードキッチン)」では、ローストビーフ、サラダ、キッシュなどの惣菜約40種類や弁当を販売しており、マルシェを中心に併設された、約200席のイートインスペースやバルでは、買い物の休憩だけでなく「買った商品をその場で食べる」ことにも利用できるようになっている。

隣接の「キャナルマルシェ神戸うまいち」では、農家直送朝採りの新鮮な野菜や果物などを販売する「Kobe Tarumi Seika(神戸垂水青果)」、精肉販売ほかリーズナブルな食事が楽しめる「肉工房千里屋」、地元の和菓子店「千鳥屋宗家」、焼鳥やから揚げ、惣菜などを販売する「焼き鳥鳥さく」、注文を受けてから作るジュースバー「果汁工房果琳」、手作りドーナツの「ジャックインザドーナツ」、1,200種類以上のフレーバーが楽しめる「サーティワンアイスクリーム」の7店舗がマルシェゾーンに展開する。

今後は、1階レストラン、2〜3階のアパレルや雑貨などの約140店舗の専門店を含む全館オープンを、9月中旬に予定している。【関西ウォーカー/千束】