元KAT-TUN・田口淳之介の悲惨な末路(写真はイメージです)

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 元KAT-TUN田口淳之介(31)の写真集『田口淳之介写真集 On the Moon』(宝島社)の売上が悲惨な結果となっている。オリコンの発表(3日)による写真集ランキングでは、初週の推定売上部数が1,279冊と好調な売れ行きとは言えない状況だ。

 写真集では、入浴ショットなど大胆なカットにも踏み込んでいるほか、CDやイベント参加抽選権などの特典も付いている。KAT-TUN時代からのファンからすると、垂涎モノのアイテムと言ってもいいだろう。しかし蓋を開けてみると売り上げは爆死、そもそも話題にすらなっていないという状況だ。ネットにおいても「もはや自費出版レベル」「逆にこれだけ売れたことが奇跡だと思うよ」「写真集が出てたことさえ知らなかった」という辛辣なコメントが飛び交っている。

 田口は昨年の春にKAT-TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退所している。その後9月に個人事務所を設立して、ソロ歌手として活動をスタート、今年4月にはシングル『Connect』でメジャーデビューしている。こうした過程がどうやら、KAT-TUN時代からのファンを急速に離してしまったと言われている。

「田口はKAT-TUNのなかでも赤西仁(33)、田中聖(31)に続く3人目の脱退メンバーです。田口脱退から数カ月後、KAT-TUNは昨年5月から充電期間に突入し、活動を休止しています。そのためKAT-TUNファンからすれば、田口は活動休止の原因を作ってしまったと見られているのです。KAT-TUNがグループとして活動できない中、自身はのうのうとソロで音楽活動を行っているのも、反感を買っている原因のようです」(芸能記者)

 KAT-TUNの元メンバーと言えば、5月には田中が大麻取締法違反容疑で逮捕され話題を呼んだ。6月には処分保留で釈放されているが、こうした元メンバーの“お騒がせ”が、KAT-TUNの活動再開を遠ざけていると感じているファンは多いようだ。

田口淳之介はジャニーズに守られていただけの存在?

 このように脱退後に大きく人気を落とした田口だが、ある関係者は田口の事を典型的な「井の中の蛙」と評している。

「ジャニーズという大きな存在に守られていたことに、気づいていなかったのでしょう。田口はグループ在籍時から、女優の小嶺麗奈(36)との交際が長く報じられていました。しかしKAT-TUN在籍時、この話題はことごとくスルー。ジャニーズが火消しを行っていたためか、大きく扱われることはありませんでした。またファンには、グループとしてのKAT-TUNが好きだという層もあり、KAT-TUNを離れた田口には何も感じないと思うファンも多いとか」(前出・芸能記者)

 ジャニーズ事務所を退所したタレント達は、苦戦を強いられることも多い。しかし田口の場合は脱退の経緯や好感度の低さで、もはやKAT-TUNファンからも戦犯扱いされている状態なのかもしれない。このような状態のなか、今後どのような芸能活動を続けていくのだろうか。ある記者は仰天の展開もあるのではないかと語る。

「今何かとジャニーズ事務所の内情が話題になっています。そうした裏側を暴露系番組で語るタレントとして、露出を増やしていくかもしれませんね。一部ではそのセクシーな容姿を活かして、セクシー男優への転身なんかも噂されています」(前同)

 ジャニーズのアイドルという後ろ盾がない田口にとっては、今後の活動もいばらの道が続きそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。