9日、北京晩報によると、中国が誇る世界遺産、万里の長城でまた観光客によるマナー違反が目撃された。写真は長城。

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2017年7月9日、北京晩報によると、中国が誇る世界遺産、万里の長城でまた観光客によるマナー違反が目撃された。

長城の壁に文字を刻むというマナー違反を行ったのは、1組の母娘だ。娘は母親の体に隠れるようにして、鍵を使って壁に文字を刻んでいた。この行為に気付いた周囲の人がやめるよう注意したが母親は無視。娘が文字を刻み終えられるようにと体を使ってかばったという。その場にいた人の話によると、娘が刻んでいたのはある大学の名前だった。二人は壁に名前を刻むことで合格を祈願していたのだという。

長城は1961年に中国の全国重点文物保護単位に指定され、87年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。数多くの観光客が訪れる場所だが、これまでも数々のマナー違反が発生している。

記事によると、長城の関係者は「文字を刻む行為は近年、いくらか減ってきたが完全になくなったわけではない。1970〜80年代は市民の保護意識が低く、管理も不十分だった」とした上で「長城は世界レベルの文物であり、1個のレンガも歴史遺跡。文字が刻まれたレンガを取り換えることも、何かを塗って文字を見えなくすることもできない」とコメント。

ネットユーザーからは「こんなマナー意識で大学?」「親を見れば子どもが分かる」といった批判の声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)