中国メディアの捜狐はこのほど、中国人にとって日本は何度訪れても、その度に驚かされる国であることを伝え、中国人にとって日本の文化は「心温まると同時に恐ろしさも感じるもの」であると伝えている。
 
 記事は、日本では「人びとの暮らしの基本的なニーズを満たす」サービスが提供されていると同時に、「どれだけ細かいニーズであっても、それを満たそうとする努力が存在する国」であると伝え、その細やかさに中国人は「恐ろしさも感じる」のであると伝えた。
 
 続けて、日本では、中国人からすれば「そこまでやる必要があるのか」と感じられる配慮はあらゆる分野に存在すると伝え、たとえば食品の消費企業や賞味期限の厳格な実施は「中国人にとっては浪費に思えるものの、消費者に最大限の安全を提供する意味で大きな意味がある」と指摘した。
 
 さらに、公共交通機関では「運行時間は秒単位の誤差しか生じない」にもかかわらず、東京における主張な電車や地下鉄の運行間隔は非常に短く、極めて高い効率のもとで運行されていると指摘。若干の遅れなど、中国であれば誰も気にしないであろうが、日本では決められたダイヤに基づき、厳格かつ安全に運行が行われていることを紹介した。
 
 また、子どもや高齢者、障がい者に対する配慮も中国社会における配慮とは「圧倒的な差」があることを指摘し、公共交通機関に存在する優先席や点字による表示などを紹介し、誰もが平等であるはずの共産主義国である中国より、日本の方が社会的弱者に対する配慮が徹底していることを指摘した。
 
 日本社会に存在する様々なニーズに対する配慮やルールや規則の徹底した履行は、中国人にとってみれば「非常に心温まる存在」であると指摘する一方、その履行に求められる努力は並大抵のものではないと指摘し、それが「中国人が恐ろしさも感じる理由である」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)