9日放送の「情熱大陸」(TBS系)で、タレントで怪談家の稲川淳二が障害を持って生まれた次男への思いを語った。

番組では、稲川の創作活動に密着したほか、次男について語った講演会を取材した。稲川の次男は、生まれつき難病「クルーゾン症候群」に罹患しており4年前に26歳で他界したという。

稲川は次男に対して「何もしてあげられなかった」「親として最低」だと振り返った。同病は手術をしても助からないか、助かったとしても障害が残ると宣告されていたという。

当時、まず稲川は次男の存在で長男と妻に及ぼす影響を懸念したという。また、手術を乗り切ったとしても次男の将来を悲観してしまった稲川は「この子が死んでくれたら」「死んでくれないか」と考えてしまったそうだ。

思い詰めた稲川は、寝ている次男とふたりっきりのときに鼻と口を押さえつけようと思うも手が震えてしまったと告白した。そのうち、妻がやって来たところで正気を取り戻し、自分を「最低だ」「何てすまないことをしたんだろう」と深く反省したそうだ。

稲川は「優しい怪談だとか思いのある怪談は、次男のおかげ」だと語る。さらに「命を大事に思うから怪談がある」のだと、単に死んで終わりなら怪談の意義はないと説いていた。

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