人工知能関連の国策銘柄のひとつとして当サイトでも紹介した銘柄。掲載直後から上昇がスタートし、株価はみるみる3倍に!

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日経平均株価はいよいよ2万円の大台を突破し、新たな上昇局面に入ろうとしている。今こそ「鉄板テーマ」を再確認し、’17年後半の株式投資を成功させよう!

◆大化けは政府の成長戦略から生まれる

 政府は6月、第2次安倍政権が発足してから5度目となる成長戦略「未来投資戦略2017」と、経済財政運営と改革の基本方針となる「骨太の方針」を閣議決定した。

 安倍政権の成長戦略といえば、アベノミクスの「三本の矢」のひとつとして、これまでさまざまなテーマで株式市場を盛り上げてきた立役者だ。「国策に売りなし」という相場格言があるように、国の後押しの恩恵を受ける業種や企業の株は上昇しやすい。現実にアベノミクス相場のスタート以降、こうした国策関連銘柄の中には株価が数倍となった銘柄も多く、大きな利益を手にした投資家も少なくないはずだ。

 当連載でも、ちょうど1年前に「国策銘柄」の一角として紹介したイー・ガーディアン(6050)が、掲載直後から急騰。当時800円前後で推移していた株価が今や2300円を超え、息の長い上昇が続いている。成長戦略の恩恵を受ける銘柄にうまく便乗できれば、資産3倍だって決して夢ではないのだ。

◆新味に乏しい戦略でも投資妙味はある!

 テーマ株投資に詳しいカブ知恵代表の藤井英敏氏は、今の「国策銘柄」についてこう解説する。

「アベノミクス5年目、成長戦略も5度目とあって、株式市場も『国策』にやや飽きがきているのは否定できません。もうアベノミクス初期のように、国策関連銘柄ならなんでも買われるような、サルネコ相場ではなくなっているのは事実です」

 確かに、今回の閣議決定の内容も新味に欠けており、株式市場も大きな反応を見せなかった。とはいえ、投資する魅力がなくなったわけではないという。

「政府が主導しているというより、もともと成長している産業をさらに国が後押ししているようなものなので、便乗しておく価値は大。中長期的な追い風が吹く『国策銘柄』の中から吟味すれば、『大化け株』にたどり着く可能性も高くなります」(藤井氏)

 今回の成長戦略と骨太の方針でも、少子高齢化などの社会問題を解決するための施策や、自動走行による移動革命の実現、フィンテックや働き方改革などが盛り込まれた。フィスコリサーチアナリストの飯村真由氏は、今回の閣議決定が株式市場に与える影響についてこう分析する。

「今や『国策』がカバーする領域は多岐にわたっています。その中でも特に注目したいのは、国策テーマとしては比較的新しい分野である『働き方改革』、東京五輪に向けた『テロ・セキュリティ対策』、そして最も息の長いテーマである『健康寿命の延伸・介護』です。いずれも成長期待の大きい分野で、業績の裏付けがある銘柄なら投資する価値は大きいです」

◆働き方改革関連、狙い目の銘柄は?

 飯村氏と藤井氏がそろって注目銘柄として挙げているのが、成功報酬型の求人サイト「Green」を運営するアトラエ(6194)だ。

「新規事業として組織改善プラットフォームやビジネスパーソン向けのマッチングアプリをリリースしており、働き方改革関連として大注目の銘柄です。業績も絶好調で、株価は上場来高値を更新中ですが、まだまだ上値を狙えます」(飯村氏)

 また、企業の需要が拡大する「SNS炎上」の検知と対策コンサルティングで成長中のエルテス(3967)も、複数の国策テーマをカバーする超有望銘柄だ。従業員のPCログデータを収集し、内部者による情報漏洩の予兆を察知するサービスも展開している。

◆株価低迷中の銘柄はチャンスを待て

「さらに同社は、不正送金などの金融犯罪、テロの検知システムを新規事業として展開しており、テロ検知では伊勢志摩サミットでの導入実績もある。東京五輪に向けて高まるテロ・産業スパイなどの社会的リスクから国や企業を守るという意味で同社の存在意義は極めて高く、長期的なテーマ持続が期待できます」(飯村氏)