2016年夏にフルモデルチェンジを受けた日産セレナ。初めて採用されたプロパイロットをはじめ、ハンズフリーオートスライドドア、日産初のキャップレス給油口、いわゆる「ガラスハッチ」のデュアルバックドアなど、ミニバンならではの機能も含めて実用性の高さが魅力となっています。

自販連の調べによると、セレナの2017年上半期(2017年1月-6月累計)の販売台数は54,344台となり、国産ミニバン(3列シート車)でナンバー1の座に輝いています。

2017年1月は11,179台でノートに次いで2位に入り、2月は10,983台で5位、3月は14,577台で6位、4月は4,354台で17位、5月は巻き返して5,999台で8位、6月は7,252台で車11位。なお、5月24日に特別仕様車のセレナVセレクションを投入し、販売テコ入れが図られています。

5ナンバー系BOXミニバンのライバルはどうでしょうか。2017年上半期のヴォクシーは43,448台で10位、ノアは27,290台で20位、ステップワゴンは21,752台で25位、エスクァイアは19,787台で27位にランクインしています(いずれも登録車のランキング)。

なお、ヴォクシー/ノア/エスクァイアのトヨタ3兄弟車を足すと90,525台となり、圧倒的なトップ。

ヴォクシー/ノア/エスクァイアは7月に入ってマイナーチェンジを受け、ステップワゴンも9月下旬に「SPORT HYBRID i-MMD」を設定するなどマイナーチェンジを受けます。

セレナには切り札として「e-POWER」の投入も噂されるなど、ライバルの商品力強化に手をこまねいているわけはなく、今後の動向にも注目です。

(塚田勝弘)

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