米フォードの新CEOに就任したジム・ハケット氏 Photo:小久保昭彦

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かつてマツダでもトップを務めた
フィールズCEO退任の背景

 米・フォードは5月、マーク・フィールズCEO(最高経営責任者)の退任と、「5月22日からジム・ハケット氏を後任のCEOに起用する」社長人事を発表した。

 マーク・フィールズ氏は1998年にフォードからマツダに派遣され、99年6月から2002年6月までの3年間、社長を務めた経歴がある。そのマツダでの手腕が買われて02年にフォード副社長に就任、PAG(プレミアム・オートモーティブ・グループ)の最高指揮官などを歴任し、14年からフォードのCEOに就任していた。

 フォードは現在でも創業家のフォード家が議決権株の約40%を保有しており、ビル・フォード会長(正式にはウィリアム・クレイ・フォード・ジュニア、創始者ヘンリー・フォードの曾孫)が事実上の総帥である。今回のマーク・フィールズ氏退任について、米国のメディアは「彼のCEO就任以降、フォードの株価が約40%下落した」という点と「販売台数の減少」「EV開発の遅れ」などを指摘している。

 フォードのような大企業の場合、正式な退任理由を会社側が明かすケースはないが、“経営責任をとっての退任”という点は間違いないだろう。CEO人事は取締役会での承認が必要だが、ビル・フォード会長は「ライバルの時計の速度はフォードよりも速い。われわれには意思決定のスピード化が求められている」とコメントした。

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