※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
新潟 5.5
ミスが続いた序盤だが、カウンターに持ち込むとゴール前までボールを運べる“好感触”を掴み出して、先制に成功する。しかし、後半は守備を固めたものの、山崎の交代後に流れを失い逆転負け。痛い1敗だ……。
 
【新潟|採点・寸評】 
GK
21 守田達弥 5.5
立ち上がりに2本のキックミスをして嫌な雰囲気が漂った。しかし味方が先制点を奪い、その後は徐々に自身のペースで守ることに成功。だが……守り切れず2失点。
 
DF
34 原 輝綺 5.5
守備に軸足を置きながらアップダウンを繰り返して貢献。44分に惜しい強烈なミドルを放つ。試合終盤は高木や関根のアタックに手こずった。
 
33 西村竜馬 6
R・シルバのマークにつき、苦しみながらも常にギリギリのところで止めた。相当な緊張感を保っていたが……。
 
4 ソン・ジュフン 6
最終ラインの壁となって立ちはだかる。クロスなどロングボールにはほぼすべて勝っていた。ビルドアップにより貢献したい。
 
27 堀米悠斗 5.5
序盤は固さも見られて小さなミスも散見されたが、鈴木との守備の役割が徐々に明確になり、先制後は守備重視でとにかく1対1に勝つことに集中。逆にラインを下げすぎたか。
 
MF
8 小泉 慶 6.5
CKのこぼれ球を拾ってカウンターの起点になる。パス・アンド・ゴーでゴール前まで行き、クロスの流れてきたボールをヘッドで押し込み先制。終盤はより高い位置からゴールを狙った。
 
13 加藤 大 5
62分の柏木とのマッチアップではボール奪取に成功するなど、苦しい場面で顔を出す。ただ、数少ないチャンスであるセットプレーのキック精度を欠いたところは減点材料だ。
 
19 矢野貴章 5.5
力強い突破からクロスを放ち先制ゴールをお膳立て。よく走って、ボールも引き出していた。ただ、求められた仕事をできたのは、そのワンプレーだけだったか……。
 
10 チアゴ・ガリャルド 5(84分OUT)
微妙なポジショニングで相手を引き出していたが、ボールを持ったあとのプレーが、センスは感じさせるものの、いかんせん雑だった。

 
49 鈴木武蔵 4.5(90分OUT)
マークを外してR・シルバの決勝ゴールを与えてしまった。もっと背後を突くなど、積極性が欲しかった。
 
FW
9 山崎亮平 6.5(77分OUT)
ゴール前に飛び込んだボールを弾き先制点に絡む。そのスピードが浦和相手に完全にハマっていただけに、もっと生かしたかったし、負傷による途中交代は、チームにとっても痛かった。
 
交代出場
MF
18 成岡 翔 ―(77分IN)
司令塔的な役割が期待された。しかし、なかなかボールが入らず、期待されたひと仕事をできなかった。
 
MF
20 端山 豪 ―(84分IN)
最後のセットプレー。その右足に誰もが注目したが……キックは大きく外れてゴールラインを割った。せめて、インプレーにしたかった。

FW
14 田中達也 ―(90分IN)
切り札として投入されて、何かを起こしそうな予感が漂った。しかし、ボールが入らず古巣相手に“ひと振り”を見せられなかった。
 
監督
呂比須ワグナー 5.5
選手の気持ちを引き出し、先制に成功。しかし、チャンスの数は限られた。攻撃の人数が限られ、カウンター時に、得点シーン以外、あと一枚を常に欠いていた印象。もう少し、浦和の対策を練って攻略したかったか。