7月8日、ドイツ・ハンブルグでG20開催期間中、ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席は2国間会談を行った(SAUL LOEB/AFP/Getty Images)

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 8日、ドイツ・ハンブルグで開催された主要20カ国首脳会議(G20)の2日目、トランプ大統領は中国習近平国家主席と今年2度目の会談を行った。トランプ大統領は北朝鮮問題について「最終的には解決する」と明かした。

 トランプ大統領は、習近平主席の北朝鮮問題への取り組みを高く評価したが、解決には「米国や中国が望むよりも長く時間がかかるかもしれない」と述べた。

 会談開始前、習氏はメディアの前で「北朝鮮での切迫した問題にあたりトランプ氏の動きに感謝する」と話し、米国との協調姿勢を見せた。また会談では、外交手段を通じて北朝鮮問題に対応していると述べ、交渉の重要性を強調した。

 会談の中で、習主席は、2018年に開催される米国主導の環太平洋地域軍事演習(リムパック)に中国海軍も参加することを表明した。

 トランプ大統領は、同日のツイッターで、帰国の途に就くことを示すと同時に、習近平主席と「貿易および北朝鮮について、素晴らしい会談を行った」とコメントした。

中国への態度 厳しさ増していたトランプ政権 

 トランプ政権は、北朝鮮の最大の貿易相手国である中国に、核兵器の開発計画を阻止するよう圧力をかけてきた。米CBSの国家安全保障分析家フラン・タウンゼント氏は7月5日、同社番組で「トランプ大統領は、北朝鮮の核・ミサイル計画のサプライチェーンの80%は中国からだと知り、不満を抱いている」と答えた。また、4日に北朝鮮が成功させたとみられる大陸間弾道ミサイル発射は、パワーバランスに変化を与える「ゲーム・チェンジャーになる」と語った。

 トランプ大統領は5日、自身のツイッターで「中国と北朝鮮の貿易は第1四半期に約40%増加した。私たちは中国と共同してきたが…私たちはトライしていかなければならない」とつぶやいた。

 2度目の米中首脳会談は穏やかな雰囲気で行われたものの、最近のトランプ政権の中国に対する態度は厳しさを増していた。台湾への武器輸出を発表し、中国を世界人身売買リストで「最悪レベル」と評し、北朝鮮の核兵器・ミサイル開発やマネーロンダリングなどに関与したとして中国企業2社と中国人2人に制裁を科すと発表した。会談後の、両氏の対北朝鮮政策などに注目が集まる。

(翻訳編集・佐渡道世)