早期退職を失敗したときのリカバリー方法をFPが指南

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早期退職をし、やりたかったことに挑戦する生活に憧れる人も多いのではないだろうか。だが残念ながら思っていたように軌道に乗らず、生活がままならなくなる可能性も……。そう考えると早期退職への不安が先に立ってしまい、一歩を踏み出せないのではないか。だが失敗した時どのようにリカバリーすればいいのかが分かっていれば、もしもの時の備えもできる。そこでファイナンシャルプランナー資格を持つ生命保険営業職員、東龍治さんにお金のプロとしての意見を聞いた。

■まずは落ち着いてライフプランを練り直す

東さんは「早目の対処が必要です。思い描いていた憧れの計画と現実のギャップに気付くためにも、成果と現実の差の数字化とチェックを行いましょう。生活が立ち行かなくなってからでは手遅れです」とのこと。

「ギャップを感じ始めたら、今後のライフプランとマネープランの見直しに着手しましょう。このままでもいけるのか? まず現状の経済状態を洗い出しましょう。不動産や投資収入は今後も見通しが立つのか? いくらあるのか、あるいはないのか? これまで月々いくらかかっていたのか通年ではいくらかかっていたのかなどの現在のお金の流れを掴みましょう」(東さん)

確かにそれは正論だが、焦燥感にかられる当人にその作業は酷ではないだろうか。

「確かにそうですね、ただリカバリーは早い方がいいのも事実です。どうしてもキツイ場合は、我々のようなお金のプロに相談してみるのも良いかもしれません」(東さん)

早い立て直しのためにも、思い切ってお金のプロへの相談も視野に入れてもいいかもしれない。

■就職先を探す

まず現状を把握して立て直しが難しいのであれば、「一時的な借入で立て直せるなら金策を検討しましょう。それでも難しいようなら当たり前ですが就職先を探すしかないでしょう」とのことだ。

「早期退職から戻るとなると、年齢的に正社員は難しいかもしれません。まずは知人や仕事の関係先など当たってみては? その他、最近はシニアのパート・アルバイトさんを雇う事業所も増えているようですし、ハローワークなどにご相談されるのも良いのではないでしょうか」(東さん)

リカバリーするには「再就職して定期収入を確保するしかないのでは」とのことだ。このままでは難しいと感じたら、手遅れになる前に求職活動に着手しよう。

■田舎生活を楽しむのも一つの手段

もし都市部で早期退職生活をしていたのならば、田舎への移住を考えるのも良いのではと東さんは言う。

「住居費・食費などのランニングコストを大きく下げられる可能性があります。ただ交通の便が悪い地域もあるでしょうから、自動車などのアシの確保が必要になる場合もあるでしょう。また自動車に伴う燃料費や自動車税などのコストがあることは頭に入れておく必要があります。そのほか、寒い地域へ移住するとなると、冬の光熱費も念頭に入れておいた方がいいですね」(東さん)

万が一の時は、もし都市部にいる場合は、いっそ移住し、心機一転やり直すのも良いかもしれない。

こうしてみてみるとどれもこれも当たり前のことばかり。だが実際「このままでは大変」となると、この当たり前のことが当たり前にできない可能性がある。再就職するにしてもあらかじめ人脈作りをしておかないと急には仕事を紹介してくれる人もいないだろう。早期退職を考える際はまずはリスクへの備えを万全にしておきたいところである。

なお、「教えて!goo」では「早期退職を考えたことがある? 早期退職で何をしたい?」ということでアンケートを実施中だ。

回答者プロフィール 東龍治
1976年長野県生まれ。大学卒業後は東京都で学芸員、民間企業での営業を経て、生命保険会社に勤務。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)