7日、韓国・東亜日報は、韓国でフランチャイズ人気に便乗した客寄せが広く行われている現状を伝えた。写真はソウル・明洞。

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2017年7月7日、韓国・東亜日報は、韓国でフランチャイズ人気に便乗した客寄せが広く行われている現状を伝えた。

今年初めにソウル・九老(クロ)区にベーカリー・カフェを開業した30代の男性は、店名の下に「九老本店」と書いた看板の写真を示し、ため息をついた。他のどこかに支店があったわけではない。「チェーン展開の店でないと客が来ない」と話すこの男性、客寄せのために、看板に「本店」の文字を入れたという。しかしこの工夫もむなしく家賃とスタッフの人件費をまかなうほどの売り上げは上がらず、半年で業種を変え、今では同じ場所で軽食フランチャイズに加盟し、店を運営している。

オフィス街として知られるソウル江南(カンナム)区の宣陵(ソンルン)駅近くでも、多くの「本店」「直営店」「宣陵店」などと書かれた看板が目に付く。記者が訪ねた「宣陵直営店」と書かれたホルモン専門店も、フランチャイズではなかったそうだ。

このように韓国の一般の飲食店では最近、チェーン展開する店の一つであるかのように装うことが、生存のための苦肉の策となっているという。多くの消費者が、フランチャイズであれば、食材の品質やレシピ、メニューなどがきちんと管理されていると判断するためのようだ。

こうした現象について中央大経営学部ウィ・ジョンヒョン教授は「韓国は先進国に比べて自営業者の割合が過度に高く、ブランドイメージが低いと生存が難しい状況」と分析、「特にブランドに敏感な10〜20代ほど、フランチャイズを好む現象がますます顕著になる」と指摘した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「フランチャイズはどこに行っても同じ味だから、あえてフランチャイズには入らないけど?」「フランチャイズは高いから行かない」「フランチャイズは、工場で食材が加工されてくる。事実上、インスタント食品ということじゃないか」など、記事の指摘とは逆にフランチャイズ店に対して否定的な意見が多く寄せられた。

また、「おかしいな?フランチャイズだと安心なんて一度も考えたことないぞ」とするコメントもみられた。(翻訳・編集/三田)