バチカン市国のサンピエトロ広場で執り行われたヨハネ・パウロ2世とヨハネ23世の列聖式で、聖体拝領のパンを信徒に与える神父(2014年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ローマ法王庁(バチカン)は8日、カトリック教会のミサの「聖体拝領」で使用する無発酵のパンについて、原料に遺伝子組み換え(GM)作物を使用することを認める判断を示した。

 その一方、小麦のたんぱく質から生成されるグルテンを含まない「グルテンフリー」とすることは認めない方針を示した。低グルテンパンについては、添加物などの「異物」を使用しなくても、小麦のグルテン含有量がパンに加工できる水準なら認めるとしている。

 法王庁典礼秘跡省のロベール・サラ(Robert Sarah)枢機卿は、聖体拝領のパンやワインがスーパーマーケットで販売され、インターネットでも入手可能になっている現状を踏まえ、指針が必要になったとの考えを示した。同枢機卿は先月出した書簡で、パンは「際立って誠実な」人の手で作られるべきだと司教らに注意を促し、果物や砂糖を加えるのは「重大な違反」だと付け加えていた。

 サラ枢機卿は「出所に不審な点があるワインの使用も、併せて禁止する」と述べた。ワインを飲めない信徒に対して、ワインに発酵させる前の「ムスト」と呼ばれる濃厚なぶどうジュースを代用するのは妥当だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News