地図で台湾を中国大陸の一部として表記  環境保護団体が謝罪

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(台北 9日 中央社)国際環境NGO「グリーンピース」が公表した中国大陸の石炭火力発電の生産過剰と水資源問題に関するレポートの中で、台湾を中国大陸の一部分とする地図表記があったことに対し批判の声が上がったのを受け、同団体は7日、謝罪の意を示す声明を発表した。だが、同団体に対する批判は収まらず、9日には、寄付の取り消しも受け付けるとした。

公表されたレポートに対し、「台湾から多くの寄付を受けているにもかかわらず、台湾を中国の領土と見なすなんて」「台湾本土の環境問題に対して関心が向けられていない」とする批判や寄付の使い道に対する疑念の声がインターネット上に多く寄せられた。

同団体は声明の中で、レポートは中国大陸で発表されたものであり、研究範囲に台湾は含まれておらず、地図上の表記のみに誤植があったと釈明。誤りは既に訂正されたとしている。さらに、台湾事務所で集められた寄付は全て台湾での環境保護活動に使われていると説明し、2016年度の財務報告を公開した。

だが、同団体の北京事務所で過去に出版されたレポートでも台湾を中国大陸の一部とする地図表記があると一部から指摘が寄せられた。同団体は8日、北京での出版物は中国大陸の「地図管理条例」による制限を受けるとの説明をインターネット上に投稿し、波紋を広げている。

(吳欣紜/編集:楊千慧)