世界1位ケルバーと昨年全仏覇者のムグルッサが4回戦で対決 [ウィンブルドン]

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「ウィンブルドン」の決勝を経験したことがある選手がベスト16の中に4人いるが、4回戦でその中の1人が必ず姿を消すことになる。

 女子シングルス4回戦では、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と準々決勝進出をかけて対戦する。

 2016年に全豪オープンと全米オープンでグランドスラム・タイトルを獲得しているケルバーは、同年ウィンブルドンは決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れて準優勝だった。一方、2016年に全仏オープンでグランドスラム初優勝を飾ったムグルッサは、2015年ウィンブルドン決勝で同じくセレナに敗れている。

 世界1位のケルバーと15位のムグルッサのこれまでの対戦成績はムグルッサの4勝3敗で、直近の4試合はケルバーが4連敗を喫している。

「ムグルッサには、攻撃的なテニスで初めからいいプレーをして飛ばしていく必要がある」とケルバーは言った。  

 そのほかのウィンブルドン決勝を経験している選手は、ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)とアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)だ。第10シードのビーナスは、ウィンブルドン・タイトルを5度獲得しており、そのほか3度の決勝で妹セレナに敗れている。また、第9シードのラドバンスカは2012年大会の準優勝者で、彼女もやはりセレナに敗れている。

 昨年大会は準決勝でケルバーに敗れたビーナスは、今回が20度目のウィンブルドン出場だ。37歳のビーナスは、勝ち残っている16人の中の最年長で、4回戦では第27シードで19歳のアナ・コニュ(クロアチア)と対戦する。

「確かに年齢差は関心をひくトピックかもしれないけど、コートに入れば対戦相手の年齢のことは考えないわ。どうやって勝つかを考えるだけよ」と、19歳のコニュと対戦するにあたってビーナスはコメントした。

 女子シングルス4回戦の顔合わせは次のとおりとなる。

 ドローのトップハーフは(上から)、ケルバー対ムグルッサ、ラドバンスカ対、2度グランドスラム大会のタイトルを獲得している第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)対ペトラ・マルティッチ(クロアチア)、第24シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)対第5シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)となっている。

 また、ドローのボトムハーフは(上から)、コニュとビーナス、今年の全仏覇者で第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第6シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、そして、2度全豪タイトルを獲得している元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と先の全仏で準優勝した第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が対戦する。

 この中で地元イギリス勢で唯一勝ち残っているコンタには、1977年のバージニア・ウェード以来のイギリス人女子チャンピオンの期待がかかる。

 昨年大会は決勝でケルバーを破り、2015年大会は決勝でムグルッサを倒したセレナは、妊娠中のため今大会を欠場している。

「ケルバーとの試合は楽しみにしているわ。もっともタフな試合になると思う。ただ次の試合に備えて頑張るだけよ。それ以上のことは考えていないわ」とムグルッサは言った。

 ケルバーは2016年全米で2つ目のグランドスラム・タイトルを獲得したあと、今も不調が続いている。

 3回戦のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)戦を4-6 7-6(2) 6-4のフルセットで制したケルバーは、やはり苦戦を強いられていた。

「第1セットを落とし、第2セットも2-4でロジャーズにリードされ、この試合はプレーに波があった。逆転で勝てたことは本当にうれしい。次はたぶんいいプレーができると思う」とケルバーは試合を振り返った。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウィンブルドン」4回戦に進出した世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)。次の対戦相手は、これまで4度対戦して一度も勝ったことのない、世界15位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)だ。(撮影◎小山真司/テニスマガジン)