フジテレビにも黄金期?

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フジテレビといえば、現在、低視聴率の低空飛行を続けるテレビ局として知られています。ネットのフェイク情報をそのままテレビ番組で使うといった失態をおかしています。しかしながら、80年代から90年代のはじめにかけては、視聴率民放首位を獲得し「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズでも知られました。

プロデューサーの回想録

そんな黄金期のフジテレビを代表するスタッフである吉田正樹が書いた本が「人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ :『笑う犬』プロデューサーの履歴書」(キネマ旬報社)です。本書では、『オレたちひょうきん族』にはじまり『夢で逢えたら』、『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』『笑う犬』シリーズなど、フジテレビ黄金期の番組を手がけた著者による回想録です。29歳で総合演出を務めた『27時間テレビ』の前進番組『FNSの日』のエピソードも語られています。

チームワークとしてのテレビ

本書ではコント師としての顔を持つウッチャンナンチャンの、ウッチャンこと内村光良との交流や、スタッフたちとの交流録も記されています。テレビ制作はチームワークであり、ひとりの力では成り立たないとわかります。回想録としても読み応えがありますし、仕事とは何か、努力とは何かといった根本的なテーマにも向き合った良書であるといえるでしょう。