ラグビーテストマッチ、ニュージーランド対ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ。試合後のセレモニーでトロフィーを掲げるニュージーランドのキアラン・リードとブリティッシュ&アイリッシュライオンズのサム・ウォーバートン(2017年7月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ラグビーテストマッチが8日、ニュージーランド・オークランド(Auckland)のイーデン・パーク(Eden Park)で行われ、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)は、終了3分前にオーウェン・ファレル(Owen Farrell)がロングレンジのペナルティーゴール(PG)を決め、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)と15-15で引き分けた。

 イーデン・パークで23年間負けていないオールブラックスは、終了間際に相手オフサイドによりPGの機会を得たが、ビデオ確認の結果、判定が覆って勝利を収めるチャンスを逃した。

 前半にジョーディー・バレット(Jordie Barrett)が1トライ1アシストを記録したオールブラックスは、終了まで残り約20分でボーデン・バレット(Beauden Barrett)がPGを決めて15-12と勝ち越したが、ライオンズは終盤にファレルが48メートルのペナルティーキックを入れて同点に追いついた。

 ライオンズはファレルが4本のPGで12得点を記録し、ハーフタイム直後にはエリオット・デイリー(Elliott Daly)もPGを決めている。

 ツアーの序盤ではオールブラックスになすすべがなかったウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)ヘッドコーチ(HC)の率いるライオンズは、最終的に汚名をそそぐことはできたものの、両チームにとって満足のいく結果とはならなかった。

 ライオンズがオールブラックスと引き分けたのは、ツアー129年の歴史で初めてとなり、引き分け自体もスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)と引き分けた1955年以来のこととなった。

 オールブラックスのスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)HCは「最後まで必死に戦い、最後はトロフィーに手をかけていたが、面白くもなんともない結果となった」と悔しさをにじませた。

 最後のペナルティーキックが覆った判定についてハンセンHCは、「小さい子どもたちは、良いことも悪いことも受け入れなさいとしつけられるが、われわれもそうしなければならない。審判が下した決定なのでわれわれはそれに従う」とコメントしている。
【翻訳編集】AFPBB News