リニューアルオープンしたムーミン美術館の位置するタンペレは、ヘルシンキからフィンランド鉄道(VR)で北上すること約1時間半。「フィンランドのマンチェスター」とも言われる、工業都市です。北欧らしいデザインのテキスタイルで知られるフィンレイソンが1820年にタンペレで創業、製糸工場を建設しました。プハ湖とナシ湖という大きな2つの湖に囲まれたタンペレは、工場に使う水の工面に便利だったのです。そんなフィンレイソンが、この街を大きく発展させます。

オススメ1.フィンレイソン工場跡

赤レンガの歴史あるフィンレイソンの旧工場。

現在、工場跡は商業施設になっていて、観光客や地元の人々が訪れる場所になっています。広い敷地内にはクラフトビアバーやカフェ、映画館、なぜかスパイ博物館、教会、公園などがあり、まるでひとつの街のようです。フィンレイソンのアウトレットショップでは、お買い得品も見つけられるかも!?

アウトレットショップ店内。

ムーミンプリントのポーチや鍋つかみなど。こちらは定価でした。

また、フィンレイソンが自分の馬のために建てたタッリピハ厩舎跡には、現在可愛い雑貨屋さんやカフェが何軒集まっていて、ウィンドウショッピングやお茶をするのに人気です。

馬に乗りたい場合はその場で交渉。大人6ユーロ、子供4ユーロ。

手作りのポーチを作って販売している「NONO&TAIKAVIITTA」。

Finlayson Old Mill area(フィンレイソン工場跡)
住所: Finlaysoninkatu, Tampere

Tallipiha Old Stable yards(タッリピハ厩舎跡)
住所:Kuninkaankatu 4, Tampere
電話番号: +358 45 3267004
サイト:https://www.tallipiha.fi/35
営業日時:ショップ・月〜金11:00〜18:00、日11:00〜16:00 カフェ・Café: 月〜土9:00〜18:00、日10:00〜18:00 (クリスマス時期は営業時間に変更有) 

オススメ2.新旧二大タワー

高いところからタンペレの街を眺めてみたい、そう思うなら展望台に行くのはいかが?ナシンネウラ展望台は湖畔のほとり、アングリーバード・ワールドのあるサルカニエミ遊園地のすぐ隣にあり、景色は抜群。

展望台の上部には回転レストランもある。高さは168m。

展望台からの眺め。下に見えるのは遊園地。

Näsinneula Observation Tower(ナシンネウラ・タワー)
住所:Laiturikatu 1, Tampere
サイト: http://www.sarkanniemi.fi/en/sarkanniemi/attractions/nasinneula/
営業日時:
チケット:一般5.9ユーロ 3歳以下のお子様は無料

もうひとつは、緑に囲まれた郊外の丘に建つクラシックなピューニッキ展望台。ここは併設されているドーナツショップが地元客にも大人気で、メーデーには300個も売れるのだそう。

中世の塔のようなクラシックな展望台。高さ26m。エレベーターあり。展望台の入場料2ユーロ。

コーヒーまたは紅茶とドーナツのセットで4.50ユーロ。ドーナツは砂糖あり、なしが選べる。生地の中にカルダモンが入っていて、何とも美味!

展望台からの眺め。

このタワーの周辺はトレッキングコースなどもあり、自然と触れたい人にはオススメ。地元の人もトレッキングを楽しんでいましたよ。

Pyynikki Observation Tower(ピューニッキ展望タワー)
住所: Näkötornintie 20, Tampere
サイト: http://www.munkkikahvila.net/?page=3&lang=en
営業時間:9:00〜20:00(夏は9:00〜21:00、夏至とクリスマスイブは〜15:00)

オススメ3.博物館センター・ヴァプリーッキ

滞在中天気が悪くても大丈夫、この博物館センター・ヴァプリーッキには7つの常設展示と6つの企画展があるんです。ゲーム、切手、ヴァイキングの歴史、自然、人形、アイスホッケーと多様なジャンルの展示は、見る者を飽きさせません。同時にタンペレの、いやフィンランドの自然、文化、カルチャーなどを理解するヒントになります。体験型の展示も多く、大人も子供も飽きない構成になっています。

元々はリネン工場だった建物。

ヴァイキングの展示。衣装や武器を手にして、なりきり写真も撮れる!

ゲーム博物館では任天堂のロゴが!!!年代ごとの子供部屋とゲーム機器の展示もあり、興味深い。

タンペレの湖と動物の展示。

施設の中にはカフェやショップもあり、天気を気にしないで半日は過ごせます。エントランスで入場料を払えば、どの博物館にも行けるので時間があっという間に過ぎていきます。ちなみにゲーム博物館では実際にプレイもできるので、うっかり遊んでしまうとどハマりしますよ。

Museum center Vapriikki  (博物館センター・ヴァプリーッキ)
住所: Alaverstaanraitti 5, Tampere
サイト:http://vapriikki.fi/en/
営業時間:火〜日10:00〜18:00(例外もあるため、訪れる際はWebサイトをチェック)
チケット:大人12ユーロ、子供(7〜17歳)と学生6ユーロ、ファミリーチケット28ユーロ(大人2名 +子供1〜4名)※0〜6歳の子供は無料

オススメ4.サウナ体験!

せっかくフィンランドの文化に触れるなら、サウナに挑戦するのもオススメ!日本でも最近はサウナ好きを「サウナー」と称してブームが訪れていますが、本場はやはりフィンランド。サウナストーンに水をかけて水蒸気を出すロウリュという入浴法は、なかなか日本ではお目にかかれません。水蒸気をどんどん出して、温度を上げ、限界に達したら外に出て湖に入りクールダウンをします。これを数回繰り返して、サウナーは身体も心も「整える」のだそうです。

サウナ小屋の外では、地元の人たちが水着で寛いでいる。着替えは男女別の更衣室がある。

いきなり一人では行きづらい……そんな人には現地のサウナツアーを利用するのもオススメです。AdventureApesでは大人49ユーロ(子供半額)で、タオル、サンダル、サウナ帽、水の付いたツアープランがあります。ツアーガイドが一緒に付き添ってくれるから、マナーとかも教えてもらえるので興味のある人はぜひ!

Rauhaniemi Sauna(ラウハニエミ サウナ)
住所: Rauhaniementie 24, Tampere
サイト: http://www.rauhaniemi.net/in-english/
電話番号:03 261 4371
営業時間:月〜木15:00〜20:00、金15:00〜20:30、土日13:00〜20:00
料金:大人6ユーロ、子供(7〜14歳)3ユーロ
※要水着着用

オススメ5.今一番フィンランドで注目のアートタウン・マンッタへのショートトリップ

タンペレからクルマで1時間半の森と湖に囲まれた、自然豊かな町マンッタ。昨今、この町がフィンランドの国内旅行のディスティネーションとして人気なのだそう。マンッタには、このエリアで製紙業を営んでいたグスタフ・アルドフ・セーラキウスとその甥イェスタが収集したアートコレクションを展示するセーラキウス・ミュージアムがあります。セーラキウスの邸宅を改造して作られたイェスタでは、世界の名画をはじめアクセリ・ガレン・カレラなど19〜20世紀初頭のフィンランド人画家の作品を多数所蔵しています。同時にコンテンポラリーアートも収集しているのですが、時代を越えた展示はとても斬新な印象を受けます。

セーラキウスミュージアムのパピリオン入口。製紙の町らしく木材を使った温かみのある、かつ現代的な建築。

イェスタ館内にはフィンランドの暮しや文化が分かるような絵画、フィンランド人作家の作品などが多数おさめられています。

常設展以外には、パピリオンで現代アートの企画展なども。

この美術館、自然に囲まれているためアウトドアアクティビティーのプログラムもあるんです。ノルディック・ウォーキングやボート、自転車など、広大な敷地内を楽しむのにもいいですね。

ノルディック・ウォーキングをしながら解説してくれる館長さん。

白樺の幹に布がまかれたアート作品。湖が作品をよりエモーショナルに魅せる。

Serlachius Museum Gösta(セーラキウス・ミュージアム・イェスタ)
住所:: Joenniementie 47, Mänttä
電話番号:+358 (0)3 488 6800
サイト: http://www.serlachius.fi/en/our-museums/gosta/ 
営業日時:夏季(6月1日〜8月31日)10:00〜18:00、冬季(9月1日〜5月31日)火〜日11:00〜18:00<月曜休み>

ちなみに、こちらの併設レストランは、ヨーロッパでも評価の高いミュージアムレストランなので、それもオススメ。森をテーマにしたメニューや、絵画からインスパイアされたメニューなど、様々なコースが用意されています。窓からは自然の中にある彫刻が見られ、食事中も存分にアートを堪能できます。

併設されているレストラン『ミュージアム・レストラン・イェスタ』。

カリフラワーのスープ。

Museum Restaurant Gösta (ミュージアム・レストラン・イェスタ)
住所: Joenniementie 47, Mänttä
サイト: http://ravintolagosta.fi/en/
電話番号:+358 (40) 708 5572
営業日時:月〜日10:00〜18:00(キッチンは火〜金11:00〜16:30、土日11:00〜17:00)
※12月6日・24日・25日・31日、3月25日は休み

少し離れたグスタフ館は、旧セーラキウス本社オフィスだったそう。ここではセーラキウスがいかに製紙業で町を盛り立てたか、成功と失敗の歴史を立体的な紙の人形で描いています。こちらはイェスタとは全く違った世界です。

とても近代アート的な表現で歴史を振り返ります。

グスタフ館の前には、トーベ・ヤンソンの父親ビクトルさんの彫刻作品が。

Serlachius Museum Gustaf(セーラキウス・ミュージアム・グスタフ)
住所: R. Erik Serlachiuksen katu 2, Mänttä
サイト: http://www.serlachius.fi/en/our-museums/gustaf/
営業日時:夏季(6月1日〜8月31日)10:00〜18:00、冬季(9月1日〜5月31日)火〜日11:00〜18:00<月曜休み>

森と湖に魅了されてもう少し滞在したくなったら、湖畔のブティックホテルに泊まるのもアリです。『ラプカルタノ』へは美術館へのピックアップサービスもあります。夏季はスウェーデンのようにザリガニパーティーを行なうらしいですよ。

山のホテル風。

サーモンを火で燻して食べる。

Rapukartano(ラプカルタノ)
住所:Koivuseläntie 77, 35700 Vilppula, Finland
電話番号:+358 44 592 9429
サイト:(日本語)http://www.rapukartano.fi/contact/?lang=ja

「タンペレって、ムーミン美術館以外に行くとこあるの?」そう思っていたあなた、こんなにオススメの場所が或るんです!せっかくヘルシンキから足を伸ばしたんですから、マンッタまで行っちゃってアートと自然を満喫してみませんか?

フィンエアーとVisit Finlandは現在ストップオーバー・フィンランドを展開中。ヨーロッパの他の国に立ち寄るついでに、フィンランドに最大5日間滞在することができますよ。寄り道旅で、できたばかりのムーミン美術館やタンペレ、マンッタ、ヘルシンキの街をたっぷり楽しみましょう!

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