福森の芸術的直接FK2発で札幌が劇的ドロー!! 大宮はホームで後半終了間際に手痛い2失点《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第18節、大宮アルディージャvsコンサドーレ札幌が8日にNACK5スタジアム大宮で行われ、2-2のドローに終わった。

▽4勝2分11敗で降格圏に沈む16位の大宮(勝ち点14)が、4勝3分10敗で15位の札幌(勝ち点15)をホームに迎えた。前節、横浜F・マリノス戦に1-2で敗れた大宮は、先発を2名変更。高山、奥井を外して菊地、渡部をスタメン起用し、最終ラインに修正を加えて大一番に挑んだ。

▽対する札幌は前節、1-0で勝利した清水エスパルス戦で警告を受けたFW都倉が累積警告により出場停止に。さらに、ここまでチーム最多の5得点を記録しているエースの欠場に加え、大宮からレンタルで加入している今季公式戦19試合出場のDF横山も契約の関係上起用できず。攻守の要を欠いての一戦に向けては、その横山を河合に、都倉を早坂に変更して臨んだ。

▽試合序盤はボールを支配する大宮に対し、札幌がカウンターを狙うという構図が続く。左サイドの大前を起点に攻めを構築する大宮だが、思うように決定機は作れず。22分、ヘイスが菅とのワンツーで大宮DFをかわし、ボックス手前左でボールを受けると強烈なミドルシュートを放つ。ボールは枠を捉えたが、飛びついたGKが弾き得点は阻まれた。

▽膠着状態のまま折り返し迎えた試合は、後半開始早々に大きく動く。47分、大宮が右サイドで深いところでスローインを獲得。名手・岩上がボックス内へロングスローを放り込むと、横谷が頭でフリックし、駆け込んだ江坂がダイレクトシュートの体勢へ。シュート直前でDFにクリアされたが、こぼれ球に大前がボレーで合わせ、自身のJ1通算50得点となる先制点を決めた。

▽さらに、直後の49分にも大宮が得点し札幌を突き放す。GK松井の後方からのフィードが最前線の江坂へ供給されると、これを右サイドへと落とす。右サイドからのクロスに大前が足で合わせるが、GKがしっかりと反応しボールを弾く。こぼれたボールが走り込んでいた江坂の元へ転がると、エースがきっちりと仕事を果たし追加点となるシュートを蹴り込んだ。

▽大宮優位に進んでいた試合は、終盤に再び大きな動きを見せる。81分、札幌がボックス手前中央でFKを得ると、福森がキッカーを務める。左足で低いシュートを巻いて放つと、壁がブラインドとなりGKの反応が遅れる。そして、ゴール左下隅の絶妙なコースへ蹴り込まれたシュートは左ポストへ当たりゴールの内側へ吸い込まれた。

▽さらに、後半アディショナルタイムに劇的な同点弾が生まれる。96分、札幌がボックス手前左でFKを獲得すると、キッカーは再び福森。左足から放たれたシュートは美しい放物線を描くと、GKの手をすり抜け、再びゴールネットを揺らした。

▽試合はこのまま終了。16位大宮と15位札幌の直接対決はドローに終わり、順位は動かず。リーグ中断前の一戦は、共に残留争いから抜け出せない痛み分けとなった。