鹿島、FC東京とのシーソーゲームをドローで終え2位後退《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第18節、FC東京vs鹿島アントラーズが8日に味の素スタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。

▽ここまで7勝3分7敗で9位のFC東京(勝ち点24)が、12勝5敗で首位に立つ鹿島(勝ち点36)をホームに迎えた。泥沼の3連敗中のFC東京だが、敵地での前回対戦では鹿島に1-0で勝利しており、チーム史上初めて鹿島相手の“ダブル”達成が懸かった。しかし、負傷により森重と大久保というW杯経験者2名を欠くチームは、1-3で敗れた前節のセレッソ大阪戦からスタメンを2名変更。前節で負傷交代の森重を丸山へ、中島を米本へ代えて試合に臨んだ。

▽対する鹿島は、5日に行われたミッドウィーク開催の第13節延期分ガンバ大阪戦に1-0で勝利。首位でリーグ戦を折り返した。大岩監督就任以来、5連勝中の好調なチームはその試合からスタメンを2名変更。小笠原を永木に、中村をレアンドロに代えて臨んだ。

▽試合はゆったりとしたペースで始まる。永井の裏抜けを警戒してか、鹿島は無理に攻撃を仕掛けない。7分、15分と高萩がウタカをターゲットに縦パスを入れるも、フォローが少なくシュートまで持ち込めず。両チームとも目立ったチャンスは訪れない。

▽試合が動いたのは16分だった。鹿島のボックス内まで侵入した室屋がクロスを上げ切れず、レアンドロがボールを奪うと、カウンターが発動。レアンドロが遠藤や西と絡みながらボールを左から中央、右へと動かし、前へ運ぶ。ボックス右でボールを受けた西がクロスを上げると、ボックス内中央の金崎が右足で合わせる。金崎のシュートはGK林に阻まれたが、詰めていたペドロ・ジュニオールが難なく決め、先制点とした。

▽さらに、22分にもボックス右でボールをキープした金崎がクロスを供給する。DFのクリアにあうも、再びペドロ・ジュニオールがシュート。しかし、これは枠を外れて追加点とはならない。嫌なリズムを変えたいFC東京は高萩が左右に顔を出しつつボールに絡むが、鹿島のディフェンスラインを崩すには至らず。

▽それでも44分、FC東京が良い時間に追いつく。ウタカが敵陣中央でルーズボールを拾うと、左サイドへ上がっていた太田へパスを送る。太田が左足から正確なクロスを送ると、走り込んだ橋本が頭で合わせる。GKが手で触れるもボールの勢いを止め切れず、同点弾となった。

▽1-1のイーブンで折り返した47分、橋本が殊勲となる逆転弾を決める。永井が敵陣中央で鹿島のパスミスを拾うと、前へ走り出したウタカへスルーパス。ボックス手前左までボールを運んだウタカがDF2人を引き付けて中央へ折り返すと、橋本がボックス内中央でフリーに。これを冷静に蹴り込み、橋本のこの試合2得点目で逆転に成功する。

▽ビハインドを追うことになった鹿島は62分、永木に代えて攻撃的サイドバックの伊東を投入。すると、65分には伊東のクロスからCKを獲得、68分にはボックス内の金崎へシュートに繋がるスルーパスを送るなど攻撃が活性化し始める。

▽勢いに乗る鹿島が、76分に試合を振り出しに戻す。レオ・シルバが左サイド深いエリアでボールをキープすると、フォローに走り込んだペドロ・ジュニオールへとパスを送る。ボックス内左でボールを持ったペドロ・ジュニオールは角度のない所から右足を思い切り振り抜く。ジャストミートしたシュートは内巻きに弧を描きながらゴール右へ突き刺さった。

▽試合はこのまま終了し、FC東京は鹿島に今シーズン1勝1分で勝ち越すも、ホームでリードを守り切れずに順位を10位に落とすこととなった。対する鹿島は、今回のドローで首位陥落。この日勝利した首位セレッソ大阪(勝ち点38)と勝ち点1差での2位に甘んじることになった。