暑い日の車内に積み上げられた“肉”(画像は『Metro 2017年7月3日付「Piles of doner kebab meat transported in ‘sweaty’ car boot」(Picture: Mercury)』のスクリーンショット)

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このほど英ウェスト・サセックス州で暑い日中、車のトランクに山積みにされたドネルケバブ用の肉が目撃され、人々にショックを与えた。英メディア『Metro』や『Mirror』が伝えている。

ウェスト・サセックス州クローリーに住むダニエル・アームストロングさんは、その目撃者のひとりである。暑い一日となった6月28日の昼間に、3歳の息子を連れて買い物に出たダニエルさんは1台の車に目を留めた。

4輪駆動車の開いていたトランクから見えた巨大な巻き物に「カーペットか?」と思ったそうだが、よく見るとそれは山積みになったドネルケバブ用の肉だった。ドネルケバブとは下味をつけた羊などの肉を串に刺して回転させながらあぶり焼きにし、焼けたところからナイフで薄くそぎ落としていくポピュラーなトルコ料理だ。食べ物をこんな状態で車に積み上げるとは、衛生上の問題にも関わる。ダニエルさんはトランクから肉を運び出している店のスタッフらに尋ねた。

するとスタッフらは「移動したのは数分だ。冷凍してあった肉なので今も大丈夫だ」と主張した。ダニエルさんはスタッフらが手袋をして肉を運んでいたことに気付いたが、トランクの肉は透明ラップに包まれていただけで実際に冷凍された状態か否かはわからなかったという。ダニエルさんは後にこう語っている。

「生肉を運ぶのになぜ冷凍車を使わないのでしょうか。車のエアコンが効いていたのかも知れませんが、それでは不十分でしょう。何千人という客がこのケバブの肉を口にするのです。保健衛生監査のランク付けが最高の店であったとしても、このような内情だとわかれば口にする気も起きなくなります。」

これに対して、ケバブ店「TroyBBQ」の店主ムサ・エリルマズ(Musa Eryilmaz)さんは「大した問題ではありません。同じ通りにある私のもう一軒の店の冷凍庫が壊れたので、この店の冷凍庫に肉を移動させただけです。店はわずか90メートルほどしか離れていません。マイナス18度で冷凍してあった肉を車で一気に運び、またマイナス18度の冷凍庫に入れるという2〜3分の作業をしていただけです。私は30年ここで店をやっていますが評判が良く、保健衛生監査人が店を調査してもいつもどこも改善点はないと言われるほどです」と言い、あくまでも「問題はない」と主張している。

しかしこの光景を目撃していたのは、ダニエルさんだけではなかったようだ。協議会スポークスマンは、数人の目撃者から環境保安省に知らせるべきだという報告があったことを述べ、現在は同省が店に事実確認中だという。

このニュースを知った人からは「もうケバブは買わない」「焼くとある程度のバクテリアはいなくなるから気にならない」「ケバブ用の肉ってもともと清潔感があまりない」「確かにカーペットに見えるのが笑える」「スーパーの食品だって、冷蔵されて売られているものでも搬送されるまで常にその状態で保たれているわけじゃない。常識で考えたらわかること」といった声が寄せられている。

画像は『Metro 2017年7月3日付「Piles of doner kebab meat transported in ‘sweaty’ car boot」(Picture: Mercury)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)