カク柏村氏

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(南京 8日 中央社)国民党員で元参謀総長のカク柏村氏(97)が6日、「抗日戦争(日中戦争)は台湾と関係ない」とする一部独立派の主張について、「台湾人民は戦争の最大の受益者だ」などと反論した。(カク=赤におおざと)

この日、中国大陸・南京で開かれた抗日戦争関連のシンポジウムで閉会のあいさつをしたカク氏。抗日戦争と台湾の関連性について、「今日の台湾人が国の主人公となり、社会の進歩・繁栄を享受している。この全ては抗日戦勝と関わりがある」との考えを示した。

また、若い世代に対し「戦争についての正しい歴史認識を持ってほしい」と呼び掛けた。

1919年中国大陸・江蘇省生まれ、中華民国陸軍軍官(士官)学校出身のカク氏は抗日戦争時、広東省や安徽省で日本軍と戦った。戦後は共産党との内戦に敗れた国民党とともに台湾に移り、蒋経国・李登輝政権では参謀総長や国防部長(国防相)、行政院長(首相)を歴任。

近年は、メディアのインタビューで中国大陸の「国歌」である義勇軍進行曲を歌い、統一派団体主催のシンポジウムで「台湾の未来は中国人全体が決める」と発言するなど問題視される言動が目立つ。

(張淑伶/編集:羅友辰)