ウィンブルドン2回戦、マテック・サンズが右膝負傷…7日にスキャン検査受診と報道

 芝の祭典であるウィンブルドンの17番コートで6日、ダブルス女王に悲劇が起きた。ダブルス世界ランク1位のベサニー・マテック=サンズ(米国)は、シングルス2回戦でソラナ・チルステア(ルーマニア)と対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットの第1ゲーム、ボレーの動作に入った直後、右膝があらぬ方向に曲がり、崩れ落ちた。

 コートに倒れ込み、右膝を抱えるマテック=サンズ。重症であることは明らかだった。試合は中断され、その後ストレッチャーで病院に送られた。スペイン紙「AS」電子版によれば、WTA(女子テニス協会)はマテック=サンズが7日に右膝のスキャン検査を受けたと声明を出したというが、8日の時点で怪我の詳細は明らかにされていない。

 そんな中、悪夢のようなアクシデントに襲われたマテック=サンズを励まそうと、SNSを通じて男女のプロテニス選手たちの“輪”が広がっている。米テニス専門サイト「ベースライン」は「マテック=サンズに向け、大規模な拡がりを見せるサポート」と特集した。

 ダブルスパートナーのルーシー・サファロバ(チェコ)は自身のインスタグラムを更新し、「今日、親友の深刻な怪我を見て、深く傷ついた」と胸中を告白。そして、「でも、私は彼女がすぐに回復すると思ってる! 彼女は偉大なファイターだし、私が知る中で最も強い人間の1人。すぐにコートに戻ってきて最高の笑顔を見せてくれることを祈ってる」と想いをつづった。

女子ダブルス女王は多大なサポートに感謝「愛やサポートがすべてを上書きする」

 同じアメリカ出身で、リオデジャネイロ五輪で混合ダブルス金メダルの喜びを分かち合ったジャック・ソックと、女子シングルス世界ランク70位のシェルビー・ロジャースも反応。ソックがツイッターにマテック=サンズの名前を書き込んだシューズの写真を掲載し、「今日は君のためにこれを履くよ。頑張れ」とエールを送れば、ロジャースは「私たちはマテック=サンズを愛している! ウィンブルドン公式サイトでのあなたに対する愛、サポートの規模は信じられないものよ。あなたは特別な女性だわ! 強くあれ!」とメッセージを送った。

 さらに、2007年の全米オープン、2008年のウィンブルドンなどでダブルスのパートナーを組んだサニア・ミルザ(インド)は、「あなたは私が知る限りで最も偉大なファイター。これまでよりももっと強くなって戻ってきてね」とコメント。2013年に現役を引退したマリオン・バルトリ(フランス)も、「ルーシー・サファロバとトロフィーを抱える笑顔のあなたを見ることがどれだけ愛おしかったか。あなたはすぐに戻れるわ! 私の思いのすべてはチャンピオンのあなたに」と続いた。

 マテック=サンズ本人も8日にツイッターを更新。「一人の女の子が大事にしている最高な家族、友達、そしてファンの方々へ。この36時間は痛かったし、感情的になった。でも、皆さんがくれた、本来私がみんな1人1人に与えたかったはずの愛やサポートの全てが、起こったこと、これから待ち受けているものすべてを上書きするわ。明日のフェイスブックライブに参加するね」と胸中を明かしている。

 ダブルス女王の一日も早い復帰が待たれる。