「アドリブは1個もない」断言した佐藤二朗

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佐藤二朗と言えば『勇者ヨシヒコ』シリーズの“仏”役や最近ではドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』に毎回チョイ役で登場し、最後は“米倉”ことキャプテンマンだったという結末が思い出される。どちらも彼の溢れ出すようなアドリブ演技が話題となったものだ。その佐藤がゲスト出演した7月7日放送のトークバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の“本音でハシゴ酒”で「あれは“アドリブ”ではない」とまさかの真相を明かした。

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ダウンタウンと共演することで緊張した佐藤二朗は、収録前から数杯飲んでいたが酔えないほどだった。本番ではそんな彼に松本人志が「何か言えばすぐ返ってくるような人と思ったが、今のところ“撮れ高”ないよ!」と突っ込んでさらに緊張させる。NHKの朝ドラ『純と愛』(2012年)で共演して佐藤を良く知る夏菜でさえ「あんなに前は笑ったのに、なんで今日はそんなに面白くないの?」と訴えるありさまだ。

それでも彼と共演経験のある浜田雅功から「芝居した時を見てあげればいい」とフォローされて「おっしゃる通り! ホントだよ!」と勢いづいた佐藤。「松本さんも俳優に対して“撮れ高”とか言っても!」と反論した。ところが今度は坂上忍が「俳優だけどバラエティ対応もできるというイメージだった」と切り出す。「よく誤解されるが赤ちょうちん好きな普通のおっちゃんで、ベラベラとしゃべるのは苦手」という佐藤に松本が「ドラマを見てもアドリブをいろいろ入れてくる人なのでは?」と確認した。

すると佐藤は「その場で思いついたのが“アドリブ”ならば、アドリブは1個もないです」と言い切るではないか。まさかの告白に夏菜も「え、そうなんですか!」と驚きを隠せない。坂上が“アドリブ”と思われてきた佐藤の演技について「練りに練ってるの?」と追及するが「それはちょっと言いたくない…」と口を閉ざす。さらに松本が「手の内を見せずに実は考えていて、本番にバンッと出す感じ?」と粘るも「う〜ん、それはちょっと〜」と言葉を濁すのだった。

俳優仲間のムロツヨシがビデオメッセージで証言したところでは、佐藤は「みんなが普通にやったらこうだよね」という風には絶対に演技しない。見ていて「何この人?」と思われるような演技を追求する彼の姿勢にムロツヨシも学んだという。セリフを噛むところも実は全て事前に練習を積んでおり「アドリブっぽく見せるお芝居は天才的」だと評した。VTRを見てそれを知った坂上が「努力家!」と声を挙げれば松本も「素晴らしい〜」と感心していた。

そんな佐藤二朗が菅田将暉と出演する吉野家のWeb限定CMフルバージョン『【吉野家】菅田将暉の背後には…佐藤二朗が扮するあの“仏”?やりとりが面白すぎる(監督:福田雄一)』では約12分にわたって“アドリブ”を続けるのだが、事前に考えた演技だとすればそれを覚えるのはアドリブよりも難しそうだ。

ところで佐藤は今回ダウンタウンと共演するにあたり、どうしても聞きたいことがあった。それは2012年に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の新年会で遅刻した月亭方正(山崎邦正)を浜田雅功が怒るというドッキリ企画についてだ。エレベーターから降りて「おはようございます、すみません」と口にした方正に「何時やと思うてんねん! ワリャ〜!!」と怒る浜田、見事な前蹴りがさく裂すると「お前だけやろ! 来てないのは! コラアアア〜!」と凄い迫力で怒鳴り続ける。

月亭方正のファンだという佐藤はそのシーンを振り返って「本当に怒っている人にしか見えない」と訴えた。松本が「ドッキリでなぜあそこまで怒れるのか? 役者の演技とはまた違う」と共感すれば、佐藤はさらに「いたたまれないというか、なんであんなに怒るんですか?」と浜田を追及する。

すると浜田は真面目に「ドッキリやから、真剣にやらないとオチないじゃないですか?」と答えるが「それにしてもね、凄いんですよ」と佐藤は忘れられない。当の浜田は笑いながら「しょっちゅう言われる! 本気で蹴ってるとか」というからその件について指摘されるのは慣れているのだろう。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)