インド西部アーメダバード郊外の村で行われた集団結婚式に参加した花嫁(2017年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドでわずか11歳のときに年の離れた男性と結婚させられ、今年に入ってから夫と同居するために退学させられていた16歳の少女がクラスメートらに「救出」されて復学したことが分かった。児童福祉団体が6日、明らかにした。

 少女(法律上の理由から名前を明かすことができない)がインド西部ラジャスタン(Rajasthan)州に住む実の家族によって男性と婚姻関係を結ばされたのは、11歳のとき。同州では特に児童婚の割合が高い。

 少女は今年5月、親族により退学させられ、近隣の村で夫とその家族との同居を余儀なくされていた。しかし、クラスメートらは少女の新居を突き止めた。中には数キロもの距離をはだしで歩いて少女の元にたどり着いた子もいた。

 少女とクラスメートの再会に協力した非営利組織サヒ・バル・ニケタン(Sakhi Bal Niketan)の教師、ゴパル・シン(Gopal Singh)氏は「子どもたちはどうにかして自宅を突き止め、彼女と再会した。彼女は勉強を続けたい、夫や義理の家族とは一緒にいたくないと話していた」と述べた。

 当初、警察はクラスメートの少女らの訴えに耳を貸さなかったが、少女らは警察署の壁に走り書きされていた地方長官の電話番号を見つけ、助けを求めた。

 地方長官のシッダース・マハジャン(Siddarth Mahajan)氏はAFPに対し、「私は関係当局に何本か電話をかけた。その後、少女は救い出され、復学を果たした」と語った。

 インドの法律では女性が結婚できるのは18歳からだが、大勢の少女たちが法定婚姻年齢をはるかに下回る幼い時分に結婚させられており、この傾向は貧しい地方部で特に顕著にみられる。
【翻訳編集】AFPBB News