私たちの成功を妨げる「意地の悪さ」と4つの問題行動

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私たちのコミュニケーションのパターンの中には、人生や仕事に悪影響を及ぼしたり、実際に悪化させたりするものがいくつかある。だが、ほとんどの場合、多くの人がそれらに気付いていない。

最もよくあるコミュニケーション上の問題点は、働く人の人生とキャリアの向上を支援するコーチである筆者が「意地の悪さ」と呼ぶものだ。不親切で手厳しく、非礼で、人に恥をかかせるような言動、軽蔑や皮肉で相手を打ちのめすような言動に示されるものだ。

サディスティックな人なら、他人に意地の悪い態度を取ることを楽しんでいるのかもしれない。また、自分の不安や自信のなさを一瞬でも忘れるために、こうした態度を取る人もいるかもしれない。それでも、長期的に見ればこれらの態度は人間関係を崩壊させ、機会を奪い、より大きな幸福や成功、充足感を得ることにつながる道を閉ざすものだ。

なぜ人は意地悪で不親切になるのだろうか? そういう態度を取る人は、自尊心や自己評価に問題を抱えており、それが原因になっている場合が多い。そして、自分自身についてより良い感情を持つために、他の人をこき下ろすことに「依存」しているのだ。

ただ、悲しいことにこうした言動は、その人を暗くて冷たい、惨めで孤独な深い穴に突き落とすものだ。もし自分がこうした意地の悪い態度を取ることをやめられなくなっていると気付いたら、そうなった原因について考えてみる必要がある。そして、その態度によって自分自身が失っているものについて、考えてみるべきだ。

私たちの成功、力を付けること、充足感を得ることを妨げるコミュニケーション上の問題には、意地の悪い言動の他に次の4つがある。

・理由のない謝罪

謝罪する理由やその必要がないときに謝る人は、特に女性に非常に多い。問題は、謝るときに自分が本当にその出来事や状況に対して「申し訳ない」と思っているのかどうかだ。きっと思ってはいないだろうし、思う必要もないはずだ。

「失礼しました」や「ありがとうございます」など、謝罪の言葉よりずっと優れた、より力強い、より適切な言葉がある。これから一週間、自分が「ごめんなさい」と言うたびに、より的確にそのときの気持ちを表現する別の単語やフレーズを考えてみよう。

・防御姿勢

評価を受けるときには、批判されたとしても自己弁護に走ることがないように努めるべきだ。そのためにはまず、足の先まで届くような深い呼吸を3回すること。可能な限り客観性と落ち着きを保ち、言われていることに耳を傾けること。そして、(ストレスを感じる状況に対処するための自律神経系の働きである)「攻撃・逃避反応」を抑えるために、できる限りの努力をすることだ。

・内容のない演説

自分が何を言いたいのかを明確にしておく必要がある。役に立ちそうだと思うなら、会議の前には誰かを相手に、それを伝える方法を練習しておくことだ。

共有しようとしている情報が適切なものであり、議論を前進させるものであること、話し合いに何の利益ももたらさないモノローグではないことを確認しておこう。自分の考えや主張を最も明確に、効果的に伝えることができるよう準備しておく必要がある。強調したい最も重要な点は、一文で伝えられるようにすること。

・人を傷つける発言

他の人たちの反応に、もっと気を配ることから始めてみよう。まず、自分がどんな言葉を発しているのかを理解すること。そして、それを変える努力をすることだ。

どうしても人を傷つける言動を抑えることができないなら、自分自身が経験した痛みや傷について振り返ってよく考えてみる必要があるだろう。そして、それらを癒やし、自分と他者の境界線を明確にし、自分自身を愛し、人生を肯定するような人間関係を築くための助けを求める必要がある。